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最初の写真にある「Nuestros Heroes」の看板にある5人は
現在キューバで「英雄」といわれている人物です。
彼らはU.S.Aにスパイとして送り込まれて捕まり15年前後の懲役刑から
帰国した「国の英雄」なのです。

上から2枚目、3枚目の写真。これには「ブッシュが我々の
生活、愛、家など全てを奪うだろう」という内容です。

一番下の「Fasisas Made In USA」の2枚の写真などはけっこう
過激ですよね。

キューバの街を走っているといたるところにU.S.A、ブッシュに対する
批判の看板がありキューバ旅行でVaraderoのビーチやビニャーレスの滝
というお約束のツアーよりよっぽで印象に残ったのがこの
看板達です。
この看板の大衆操作を見て自分はなんというかキューバの本心ってやっぱり
U.S.Aに対して、またキャピタリズムへの憎悪がすごいのだなと
若干ショックを受けました。

報道は一般的に戦争遂行において戦車よりも重要な「大衆操作」という役割
を果たすといわれます。ちなみに自分の理解では一般的にこの大衆操作を
最初に使い、映像を利用して巧みに映像を利用して人々の心をとらえたのは
ヒットラーと思います。彼の大衆操作の戦術により、人々は熱狂的にナチスを
支持し、軍事力拡大と戦争へとかりたてられました。
カストロが社会主義という現代の理屈とは相反する主張をこれだけ
ある一国で根付かせるにはこの大衆操作は不可欠であるとは思っていましたが
実際にこの目で見るとなかなか印象が強いものです。
ただし時代はヒットラーの時とは違い情報社会です。より多くの情報が
黙っていても入り、諸外国の人間を迎えればもちろんキューバ以外の
価値観もはいるわけです。その中で大衆操作という催眠術は逆に
その眠りからさめた国民の反動も
あるはずですがカストロという指導者がこれらの反動に
さまざまな規制をかけているのでしょうか。
前日はなしましたが観光のホテルでさえも外国人はドル($)が
使えないという政策もその一貫と思います。

表向きのハバナ、バラデロなどは本当に観光業としてはカリブでも
屈指の街と言っても良いと思います。見所も多いし今回は書ききれて
いませんがヘミングウェイの町としても有名、ビーチやトロピカーナという
有名なキャパレーもあります。(といっても日本のキャバレーとはイメージが
違うダンスショーとしてのキャバレー)
観光本を見ていてももちろんこの「キューバの本音」は書かれていません。
これを書くとなしくずしてきになってしまい観光として諸外国を受け入れる
姿勢とは矛盾することになるので仕方ないと思いますが。
この2つの陰と陽の姿がキューバという国の魅力といえばそうかも
しれません。