今朝起きると、やはり、タイのプミポン国王は、「タイ式」にクーデターを認めた

そうだ。そして、タクシン首相も密かに米国を離れるさい、「行きはよいよい、

帰りは無職」と発言したとか、ニュースが伝えていた。

 

1997年の新憲法のもとで、小選挙区比例代表制に選挙法が変わり、単独多数を

得たタクシン首相は、軍の内部でも勢力を伸ばしていたから、反発勢力が決起

したのであろうし、勢力を持った首相が表では国王への敬愛を示しながらも、

国王派の国会議長へ鞘当をおこなった、国王派の反発もあって、すんなりした

クーデター成功になったといえる。

 

タクシン首相も「タイ式の民主主義」を、打破しようとした目論見があったに

違いないが、なにより、首相の身内から株取引にかかわる脱税疑惑から端を

発した今年初めからの騒動が出てきては、人心を離れる。

このときとばかりに、反対派、不満分子、国王派が決起したようにみえる。

 

なぜ、人はこう、権力勢力を持つと腐敗していくのだろう。

驕れるものは久しからず、蓋し、人の心を言い当てた名言である。

実るほど、頭を垂れる 稲穂かな、という名言もあるのだが・・・。

 

今日木曜日は、小泉首相が始めた「メールマガジン」が届く曜日である。

今朝は、8時8分に届いた。

私も、5年前の6月から始まった時以来の読者であり、今日が最終号で

250号とあった。

毎週、「小泉純一郎です。」で始まる。
今朝の最終号の冒頭に、

 

『 「天の将(まさ)に 大任(たいにん)をこの人にくださんとするや
   必ずまずその心志(しんし)を苦しめ、その筋骨を労せしむ。」

という孟子の言葉を胸に、全力投球してきました。

26日に新しい総理大臣が選ばれる予定です。

私は、総理を退いた後は一国会議員として、新総理を控えめに

支えていこうと思っています。 』

そして、最後の行に、

 

『  現在の私の心境を短歌に託してみました。
 「ありがとう 支えてくれて ありがとう 激励 協力 只々感謝」
 メルマガ愛読者、そして国民のみなさん、5年間ありがとうございました。 』

 

と、結んであった。

同じ去る人でも、これだけの違いがあるなあと感慨を覚えた次第である。

 

「ワンフレーズ・ポリティックス」で、名を馳せた小泉首相だけあって、

「最後の言葉も五・七・五」であることには、

一日本人として、「感激した!」