小松尾山大興寺(だいこうじ)
■真言宗善通寺派
■御本尊:薬師如来
■香川県三豊市山本町辻4209
■四国八十八箇所第67番
寺伝では742年に創建され、822年に嵯峨天皇の勅願により弘法大師空海が熊野三所権現を鎮護する霊場として再興し、御本尊として薬師如来を彫り堂宇に奉安しました。その後は真言と天台の2大宗派によって管理され、最盛期には真言24坊、天台12坊の僧堂が並び多くの修験者たちが集う霊場として栄えました。
戦国時代に長宗我部元親の讃岐侵攻の兵火によって本堂以外が焼失し(異説あり)1597年に現在地である小松尾に仮本堂が建てられ、1669年に本堂が再建されましたが再び焼失し、現在の本堂は1741年に再建されました。
境内南側の熊野三所権現は明治初年の神仏分離令までは当寺住職が別当を兼ねていました。
山門手前ののどかな田園風景に立つお地蔵さま。

山門は江戸時代中期に再建されたもので、奉安されている仁王像は高さが3.14mあり木造の仁王像では四国最大と言われていて、鎌倉時代中期に作られました。

山門のすぐ右横にある大きなクスノキ。

こちらの「小松尾寺のカヤ」は樹高20m、樹齢約1200年と言われています。弘法大師が巡錫した際に種子を植えられたと伝わっています。幹が斜めになっていて何だか心配になります…。

鬱蒼とした参道を進んで行きます。

本堂にお参りします。1741年に再建され、平安時代後期作とされる御本尊の薬師如来像のほか脇侍する不動明王立像、毘沙門天立像などが祀られています。その両脇には十二神将(堪慶の作)が6体ずつ置かれています。
御本尊は秘仏で60年に一度開帳され、近年では2017年に開帳されたばかりです。

本堂の右にある天台大師堂。天台大師(智顗:中国の南北朝時代から隋にかけての僧侶、天台宗の事実上の開祖)の坐像が祀られています。

境内のお地蔵さま?

蛇口式の手水舎。

鐘楼。

立派な枝ぶりの松の木。お手入れも大変そうですね。

次いで本堂の左横にある大師堂にお参りします。

改めて、松の木と本堂。

参道を振り返ったところ。



