昨夜遅く、陸前高田から帰ってきました
山形経由で片道約８時間・・・
長いボランティアの旅でした。
テレビで見るような景色は、フレームの枠での絵ですが
現状は、見渡す限り、瓦礫。。。。そして、瓦礫・・・・
言葉になりません・・・・
でも。。。現実を見てきた私は、この状況から目をそらすことなく
皆さんにに お伝えしようと思います。
昨日ボランティアセンターの方に指示されたのは
海岸から数キロはなれた少し高台になっている田んぼの
「田面の瓦礫撤去」でした。
田んぼの中には、魚の死骸や養殖のカキやカゴが
たくさんあって、そこまで海水が流れてきたことが分かります。
しかも、テレビでは分かりませんが。。。貝や魚の腐った匂いや虫が
ひどかったです。
中には、結婚式の写真や電報・子供の作文や卒業証書等が
出てきて、それらはまとめてボランティアセンターに置いてきました。
持ち主の方に届くことをお祈りします。
結局、指示された場所は大人数で取り掛かったお陰で
予定より早めに終了し、田んぼの持ち主の方には
大変感謝して頂きました。
その後、海岸線に向かい更にひどい現状を目の当たりにしました。
バスからの撮影ですが、こんな風景が何キロにもわたって
続いています。
自然の力のお大きさを改めて 見せつけられた感じです。
陸前高田は、まだ手付かずのところが多いらしく
依然、７００名くらいの方々が行方不明とのこと・・・。
捜索している警察官の方々を何箇所かで見かけました。
思わず、手を合わせずにいられなかった。。。
はじめは 娘の運動会に行けなかったり。。。
お弁当作りをどうしようかと、色々出発前は考えましたが
今となってみると、多分。。。個人的には行くことはなかったであろう
被災地のボランティア活動に参加でき貴重な経験が出来て
良かったと思っています。
また、３月１１日の東北大震災の当日の気持ちに返り
改めて、募金や節電等・・・自分なりにできる事を考える
いい機会となりました。
震災から２ヶ月たった今では。。。
福島の原発の問題の方が大きく取り上げられるようになったり
計画停電もなくったり、物も揃い 通常の生活を送れるようになました。
しかし。。。地震や津波が起きたのは、２ヶ月前の過去の出来事ではなく
今現在も続いているんだということを忘れないで欲しくて記事にしました。
ゴールデンウィーク後、ボランティアの数も激減したようで
バスからは、二箇所ほどに数人ボランティアの方々を見かけただけでした。
是非、皆さんも同じ日本での出来事だということを忘れないで欲しい。
そして もう一度、それぞれのできる事を考えてみて欲しいと思います。
頑張れ東北～
頑張れ日本～
