こんにちは！
【お肌と栄養の専門家】
皮膚科専門医 しき みれいです
みなさん
紫外線対策
始めていますか？
紫外線自体は
１年中降り注いでいますので、
季節を問わず
紫外線対策は大切です！
ですが4月からは
紫外線量がぐんぐん増えてきますので、
しっかりケアを
開始していきましょう
紫外線は
UVA、UVB、UVC
に分かれていて、
実際に肌に影響するのは
UVAとUVBになります。
UVAは真皮まで侵入するので、
ハリや弾力が失われて
たるみ・シワの原因に。
UVBは表皮メラノサイトに影響するので、
シミ・ソバカスの原因になります。
そして
携帯やパソコンの画面から
発せられるブルーライトも
肌老化の一因に
シミだけでなく
たるみやシワの原因にもなりえますので
日頃から防ぐことが
大切ですね
では日焼け止めは
どのように選べばいいでしょうか？
まずは成分について。
＊紫外線吸収剤
紫外線を吸収し
熱エネルギーに変えて放出、紫外線を防ぐ。
【メリット】
紫外線防止効果が高い
白浮きせず塗り心地が良い
汗で崩れにくい
【デメリット】
肌荒れしやすい
＊紫外線散乱剤
紫外線を反射散乱させて、紫外線を防ぐ。
【メリット】
肌への負担が低い
【デメリット】
白浮きしやすい
汗で取れやすい
などがあります。
レジャーなどで長時間日光に当たる時は
紫外線吸収剤、
日常使いは
紫外線散乱剤と
使い分けるのが良いでしょう。
次にPAとSPFについてです。
PA:UVAを、
SPF:UVBを
防いでくれる表示です。
PAは+で表示され、
数が多ければ多いほど
防ぐ力が高いことを示しています。
SPFの場合は、
SPF1＝20分を基準にしているので、
SPF15であれば、
20×15＝300分＝5時間
UVBから防いでくれることになります。
ここでもやはり使い分けが大切！！
日常使いするのであれば、
PA++、SPF15〜30で十分です。
石鹸で落ちるものの方が
お肌にも優しいのでオススメです。
外にいる時間が長いのであれば、
PA++++、SPF50くらいを選んでみましょう。
汗をよくかく、海やプールに行くのであれば、
ウォータープルーフがいいですね。
そして塗る量ですが、
推奨量としては、
クリームタイプだとパール粒2個分
ローションタイプだと1円玉2枚分です。
これはPAやSPFの表示が、
サンスクリーン剤を
「1㎠あたり2mg、または2μl」
塗って調べた値になります。
なのでこの量を塗らないと、
表示されている効果は得られません。
が！しかし！
この量を塗ると
お顔が真っ白になってしまうんですよね…
「馴染んでくるのを待ちましょう！」
と言う方もいますが、
忙しい朝、
そんなに待てるはずがない！！！！
ということで、私は、
その半分量しか塗っておりません！
半分だとSPF15で約2.5時間。
とりあえず通勤時間までは間に合いそうです
そして日中は、
基本建物内での診察で
（診察室には窓もありません）、
お昼もお弁当持参。
帰るまで紫外線に浴びる機会がないので
（それはそれで不健康な気がする）、
帰るときにちょっと塗り直しする程度です。
・・・・・・・・・・・いや、すみません。
車通勤で10分なので
塗り直しほぼしていません
方角的に日差しも入ってこないしね
（↑ダメな言い訳です！！！笑)
ということで、
やっぱりその人の
ライフスタイルによってくるのだと思います。
朝時間がある人は
適量を塗って馴染むまで待てばいいし、
日中外勤の人は
こまめに塗りなおす必要があるし、
ランチでしか外出しない人は
その前に塗り直しをすれば良いし。
結局は
自分で自分のライフスタイルを顧みて
それに合うようにアレンジしていけば
いいんじゃないでしょうか
なんでもかんでも
やらなきゃいけないわけではないです。
そのためには
基礎知識をしっかり知って、
自分で自分のことを知って、
取捨選択できる力をつけていきましょう
それが
「育肌スキンケア」
です
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