スペイン・カタルーニャ州で、独立に関する住民投票が行われました。
結論から言うと、私はできないと思います。
なぜなら、
- 住民投票自体が違憲であること。
- 賛成が9割を占めていながら、投票率が有権者の4割しかなかったこと。(正確には42パーセント)
です。
スペインという国は、州によって構成されています。
バスク州とか、カタルーニャ州とか、アンダルシア州とか、
それは、スペインは、少数民族の割合が多いので、各地域に自治権が与えているのです。
それは、憲法によって保障されています。
しかし、それと同時に、「スペインの各州は、スペインという国に対して不可分の存在」だということも憲法に記されています。
つまり、州がいくら自治権が与えられて、強い権限を行使できても、スペインからの独立は、違憲なのです。
スペインの国会に行って、独立ができるように改憲しない限り、独立はできません。
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また、違憲の住民投票であるため、良識ある人は、投票に行きません。
とういうことで、いくら、賛成が9割を占めていても、投票率が42%であれば、茶番劇としか言いようがありません。
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カタルーニャ独立の関する住民投票の結果
得票率
賛成:91.96%
反対:8.04%
しかし、投票率は、42.34%
なので、カタルーニャは独立することはできません。
カタルーニャ独立派も、こんな茶番劇をやるようであれば、
カタルーニャという地域だけで騒いでいないで、
スペインの国会に行って、独立ができるように、
直接主張すべきだ。
