あわててユウコはリハーサルに戻っていった。
一方、ヒトシはアボカド17を見るために並んでいる人々の列にたどり着いた。
いちおう、ユウコからもらった招待券を念のために見た。
あと一時間後だった。
券を見ていたら、後ろの女性から声をかけられた。
『すみません。アボカド17の列はここですか?』
ヒトシは振り向き、
『僕もいま来たところですけど、いいと思いますよ。』
と言った。
相手はヒカリだった。
ヒカリは後ろにいたユカに、ここでいいらしいよ。と話していた。
ヒカリは振り向き、
『ねぇ、君もアボカド17のファン?』
『あ、友だちが研究生なので観に来たんです。』
『えー!研究生なの?すごーい!ねぇ、この男の子の友だちが研究生なんだって!』
『本当ですか!?私、アボカド17のファンなんです!研究生のなんていう名前なんですか?』
ユカがヒトシに尋ねた。
『え、ユウコって子だけど。』
『あ、ユウコちゃん、知ってる!夏に研究生になったばかりなんだけど、もう公演に出演してる実力派なんですよね。』
『あ、そうなの?』
ヒトシはあまりユウコから聞いていなかったので、自分と同じくらいの女の子の情報網はすごいなぁと感心した。
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