デジタル化が進んで、 EDI(電子データ交換) が日常になってきた。
発注や納品、請求をデータでやり取りする仕組みである。

 

過去は郵便で発注書を送っていたのを、「このサイトを見てくれ。ココにオタクへの発注書があるよ」って感じである。
発注書だけでなく、「納品書はココのデータを印刷して下さい」、「請求書はココを見て、送信ボタンを押して下さい」

 

大手は、これで郵便物がなくなり、請求書もそのサイトで自動計算されて、Excelに落として、管理ができるようになるので、非常に楽になる。

 

ところが、

下請けする業者は、複数会社から受注しているため、顧客A、顧客B、顧客Cから、その情報を受け取ることになる。
その操作が、標準化されていればよいが、まちまちだと、ちょっとつらい。。
更にその下請け業者は、原材料を購入するときも大変になっている。
大手の原材料提供会社は、アマゾンやももたろうのような、ネットサイトから購入しなければならない。
ルート営業が回ってきて注文を受けたり、電話一本で注文できたりしていたのが、かなりWEBサイトで購入になっている。

その操作性も大まかには同じでも、各サイト違っている。購入するときに、質問相談しながら購入することもままならない。
チャットで質問なんかしてられない。

 

下請け業者こそ、なにか共通のツールやWEBサイトを使って同じ操作で受注や、発注が来れば良いのに、

下請け業者がIT化がなかなか進まず、割食っている気がする。

 

下請け業者がEDIで仕事がしやすくなって、受発注の事務処理が楽になるには、あと10年以上は無理でしょうね。
日本の政治・行政はそこを進めると生産性が上がると思うのだが、おそらくいつまでも遅れたままだろうな。。

会社の利益には「営業利益」「経常利益」「純利益」とある。
基本的に自分は営業利益を追っている。
売上が大きくても、サーバー等ハードウェアが入っていたり、外注比率が大きかったりすると、利益は出ない。
炎上しなければ、予定の利益が出るが、そううまいこと行かない場合も多い。
システムの開発は、開発と言うだけに、今まで同じものを作ったことがないシステムを作っている。

そこには予想を超えたいろいろがあり、それらは早く終わることはなくすべて予定以上の工数がかかる。

社員に高負荷がかかり超過勤務が激増したり、それを救済するために余計に外注を頼んだり、

工期を遅らせるのも手ではあるが、その分次のプロジェクトのスタートが遅れるので、全体利益は減ってしまう。。

外を見渡すと、どこの会社もうまくやっているわと思う。

うまく行かなければ終わってしまうだけだけど。。

 

金融機関さんは、そこのところが理解できないので、年間売上をアップしておくことも大事と言っちゃぁ大事なのだが。

 

計画の年間利益を確実にするため、まずは計画と実績の管理をすること。

1、全社年間利益計画 2、完成済プロジェクト利益 3、期中予想利益


小さい会社なので社長一人でもおおよそ把握しているのだが、幹部がその気がなければうまくいかないことが多い。

幹部にはプロジェクト毎の収支が見えるようにはしているのだが、多分あまり意識していない感じがする。

 

毎月実績を集計して、年間利益計画に対して期中予想利益が不足する場合はその原因を分析し、対策を行い、なんとしてでも達成できるように手を打っていきます。

と、云うけれど、、、


a. 仕事を取る問題

 仕事が取れない時期に、どうすれば取れるのか?

b. 仕事を行う問題

 開発が炎上しているときに、どうすれば工数オーバーを抑えることが出来るのか?
とても難しい課題だが、それを克服しないと会社の明日はない。

 

とにかく、社長一人悩まずに、幹部と一緒になって考えるのは大事でしょう。

利益が出ないと賞与や経費を抑えなければならないし、それを社員さんに納得してもらわなければならない。

 

幹部を月1回集め「利益検討会」 を始めるところからだな。

その準備として、毎月利益の実績をまとめるのがまた手間なんだなぁ。。
そんな事を言っているとズルズルと1年間が過ぎてしますので、
最低四半期毎には、はやらねば。
 
どこかで自分がつぶやいている →(いやいややっていると長生きできないよねー)
 
経営者同士でよく出る話題。
残業代とか有給休暇を5日間とらせるとか、労働者側は権利がよくなってるけど、経営者はすっかり疲弊している。
セブンイレブンの店長は毎日荷重労働を強いられているのに、夜の閉店もできない。
地元のIT関係の会社からは、社員が辞めた話が次々と耳に入ってくる。

IT業界はけっこう仕事はある情勢である。
新元号、消費税と軽減税率、Windows7のサポート終了と続く。それに補助金がいろいろある。

仕事があって人手不足。その割に価格はアップできない。

でもIT業界に限った話でもなさそう。どの業界でもそうなのかもしれない。
景気が良くなり、再就職がしやすくなるので会社を辞めやすくなっているみたい。
去年、異業種団体主催の秋のフォローアップ研修では、2名入社中、既に1名は退社していた事例が多々ありました。

自分の求める職場や自分の求める仕事と違っていれば、さっさと辞めて満足しそうな会社に移ると考えれば、それでいいのかもしれない。
簡単に辞めて簡単に再就職する。

ただ、休みや給料という目先の幸せを求める行為は、中年になった時、どこにも使ってもらえない事になってしまう可能性がある。
だいたい給料が上がるほど、必要とする人かいらない人かの選別が厳しくなる。
中年になって、中年だけの仕事のスキルがなければ自分も周りも幸せにできない。

資本主義社会は、これからもますます二極化になっていくのでしょうが、なんとか中間で踏ん張れるよう頑張って欲しいものです。チャンチャン