さて、日光での買い物を終え、益子に向かいます車

益子には成井恒雄さんの作品を展示しているギャラリーがありまして…なんとか開場時間内に間に合い作品を見学出来る事に(成井恒雄さんの作品は非売品です)


「こんにちは…」入ってみると無人で😲「いいのかな…💦」と思いつつ、目に止まったのは成井さんのお写真。そしてそこに並べられた作品を見て「おお…」と思わず声が💦


すると後ろから「あら、いらっしゃい。ごめんなさいね、ちょっと隣にいて」ギャラリーのオーナーさんがお見えに。オーナーさんは成井さんと共に作陶に励まれた女性の方で。


「成井恒雄さん、知ってます?」とオーナーさん。「はい、成井さんに会いに来ました」この自分のひと言でオーナーさんは何かを察したのでしょう。「つーやん(成井さんの愛称)に会いに来る人は何かしら悩みを抱えてる人が多くてね」「手に取ってご覧になって。ゆっくりしてってね。いろんな事が伝わると思うから」と仰って頂き「いいんですか?自分は陶芸をしてる訳ではなくてド素人なのですが」と伝えた所「それでも何かしらモノ作りをしてる方でしょう?大きな手の中に繊細さが見えるわよ」と。


参りました。「人を見る眼」とはこの事。「ではお言葉に甘えまして…」ともうそこからは夢中で…あまりに作品に入っている自分を見てオーナーさんが付きっきりで説明してくださり…ホントに勉強になりました。


成井さんの作品は器からは力強さを、掛ける釉薬からは繊細さを、1つの作品に柔と剛が混在して尚且つ登り窯で焼き上げた時に出来る自然の変化を受け入れる懐の広さ。何より驚きを隠せなかったのは「買い手」の方を見てないこと(笑)


「流行」や「こうすれば売れるだろう」というのがまず感じられない(笑)「これが俺の作品だ」という自信というか。「解る人の元に届けばいい」というスタンスの方だったそうで…今でも成井さんの作品は人気があるのにお値段はそんなにお高い訳ではないのです。成井さんのお言葉で「高くすると続かない。やりたい事が出来なくなる」と。これをご家族の方やお弟子さん達がしっかり守られてて。本当の「仕事人」とは成井さんのような方なのでしょう。


オーナーさんとお話してる時にお弟子さんの方が来られ、ジュースをご馳走になり色々なお話しを聞けて有意義な時間となりました。


そろそろ帰る時間かな…と思ってたら「ところでどちらから来られたの?」とオーナーさん。「今ですか?(笑)」と皆で笑い「愛知です」と伝えると「ま~!愛知から!つーやんも有名人ね~」と。「気をつけて。またおいでなさいね」と言われ「はい、必ず」と伝えその場を辞しました。


今回「旅に出た理由」は成井恒雄さんの世界に触れ、「モノ作り」とは何か。「手仕事とは何か」を再確認するため。作るモノは違えど「手仕事」は共通してると思うので。「誰の為の仕事」という事も。最後はため息💨しか出ませんでしたけど💦


またシリーズ化して長くなりました💦このブログも長くなってしまった💦


読んでくださった方々ホントにありがとうございます✴️