わが社は創立53年目になるので何十年前に作った製品をお客さんが「同じヤツを作ってくれ」とお持ち頂く事もしばしば…


でも、これ結構大変なんですよね💦当時の図面があればいいのですが当時担当してた方は定年退職してるし図面が無い場合は材料の寸法をイチから計り直して作り直さなければならず当然曲げ加工穴あけ加工全部計算して出さなければいけないわけで💦「こことここをこう曲げるからこれくらいの寸法で材料を切断すれば…」まあ経験がものをいうのですけどね☺️


その作業を社長の娘婿がしてたのですが曲げ加工の角度を少し間違えたらしく「お客さんの見本とは少し違いますけど穴位置ずらして…」


自分「いや、それはアカンよ。また次に同じの作らなきゃいかんときに曲げ加工を他の誰かがやったとして角度が違ったらまた穴位置ずらすのか?最初の見本通りに作らないといろんな寸法のものが出来て次にやる人が混乱するぞ?」


娘婿「でも機能的にはそんなに…」


自分「じゃあ図面があるモノを作ったとして曲げ加工間違えたら図面の穴位置勝手に書き換えるのか?ウチらの仕事は図面を軸に作業する事だろ?今回はお客さんの見本が図面代わりだろ?ならそれと同じモノを作らんと」


「機能的にはそんなに違わないと思ってるんだろうけど見本と少しでも違っていればアウトレットと同じだろ?わざわざ安くなるモノ作る必要がどこにある?」


娘婿「。。。。」


彼は材料の長さが少し違っても「勿体ない」と使ってしまうし「早く作る」事を重点的に考えてるので「品質」は二の次なんですよね💦


軸をずらして小手先で誤魔化す事を先に覚えてしまって…こんなので「ホントの技術」は身に付く訳なかろうに💦


言い訳ばかりで全く…😡