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宮崎市郡医師会主催の「救急告示医療機関連絡協議会」という会で主に震災に関する2講演を拝聴してきました。
「熊本地震における医師会の対応と今後の課題」
「大震災の正体」と題した災害の動画によるシミュレーションでした。
以下、内容をまとめると、
①マニュアルは災害のファーストインパクトに対する迅速な初動の確立には有効。それ以降は応用の連続。すべてを想定すると想定外に対応できなくなる。
②こうあるべき、誰がやるべきではなくどうするか、どうしたらできるかを迅速に現場で進める。
③チームとしていかに情報を共有できるか。そのためには権限の委譲、責任の所在を明確にし、各自がベストと思う仕事をすべて行う。
④情報共有のツールとして壁に貼るタイプのホワイトボードにテーマ別、時系列に記載。アナログで十分有用。まず、始める。
⑤情報を制するものがすべてを制する。活用してこその情報。
⑥FAX一斉発信は使える。電話は1対1で意外と使えない。SNSの拡散はどの層がみているか分析できるため有用。
⑦「日常の診療」はライフライン、日常の医療を守らなければ被害は徐々に甚大になっていく。
⑧復旧に必要なもの〜医薬品、調剤薬局の応需、共同利用施設(医師会病院;物資の貯蔵など、検査センター;多量の蒸留水が必要、在宅ケアセンター)
といった内容です。改めて、普段からの準備、さらには部分部分では普段の業務効率化にもつながる内容ですね。例えば、最強のチーム力、情報の共有化、日常診療の見直し、などです。行政との連携が課題であると繰り返し述べられていました。行政が③を行えないと機能しない=人的被害が甚大する、ようです。
次に、後半の講演です。
浸水地域は、ガス・水道・電気は一切使えなくなります。その他の地域は、宮崎市は震度5でガス・水道が3〜4週で復旧、電気は早期に普及できるとのことでした。さて、
この予想を踏まえて準備しなければなりません。なお、確率的には10年以内に大地震がおこるそうです。2020~2030年が山場でしょう。そう遠くないのです。
みなさんは、どう認識しどういった準備をされていますか?
中央構造線をたどると太平洋側の広範囲にわたってどの規模で起こるかまでは時の運です。最大規模の場合、日本自体も傾く可能性も大いにあります。
まず、共有認識できる仲間を増やし、できることから始めていかなくてはいけないと改めて感じました。


