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本日は台風接近で夕方から大雨が予想される中、宮崎最大級のイベントであるFreedomが開催されました。当病院から救護班で参加しました。

幸い台風は進度が遅く直撃は免れました。そして、毎年150人近い救護班受け入れも、幸い90人位で収まりました。

天候によってその内容も大きく変わりますね。

毎年恒例になってきましたこのイベント、今年も盛り上がっていました。

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宮崎名物の進化版、肉巻き棒頂きました。うまい(^^)


宮崎市郡医師会主催の「救急告示医療機関連絡協議会」という会で主に震災に関する2講演を拝聴してきました。

 

「熊本地震における医師会の対応と今後の課題」

「大震災の正体」と題した災害の動画によるシミュレーションでした。

 

以下、内容をまとめると、

 

①マニュアルは災害のファーストインパクトに対する迅速な初動の確立には有効。それ以降は応用の連続。すべてを想定すると想定外に対応できなくなる。
②こうあるべき、誰がやるべきではなくどうするか、どうしたらできるかを迅速に現場で進める。
③チームとしていかに情報を共有できるか。そのためには権限の委譲、責任の所在を明確にし、各自がベストと思う仕事をすべて行う。
④情報共有のツールとして壁に貼るタイプのホワイトボードにテーマ別、時系列に記載。アナログで十分有用。まず、始める。
⑤情報を制するものがすべてを制する。活用してこその情報。
⑥FAX一斉発信は使える。電話は1対1で意外と使えない。SNSの拡散はどの層がみているか分析できるため有用。
⑦「日常の診療」はライフライン、日常の医療を守らなければ被害は徐々に甚大になっていく。
⑧復旧に必要なもの〜医薬品、調剤薬局の応需、共同利用施設(医師会病院;物資の貯蔵など、検査センター;多量の蒸留水が必要、在宅ケアセンター)

 

といった内容です。改めて、普段からの準備、さらには部分部分では普段の業務効率化にもつながる内容ですね。例えば、最強のチーム力、情報の共有化、日常診療の見直し、などです。行政との連携が課題であると繰り返し述べられていました。行政が③を行えないと機能しない=人的被害が甚大する、ようです。

 

 

次に、後半の講演です。

 

浸水地域は、ガス・水道・電気は一切使えなくなります。その他の地域は、宮崎市は震度5でガス・水道が3〜4週で復旧、電気は早期に普及できるとのことでした。さて、

この予想を踏まえて準備しなければなりません。なお、確率的には10年以内に大地震がおこるそうです。2020~2030年が山場でしょう。そう遠くないのです。

 

みなさんは、どう認識しどういった準備をされていますか?

中央構造線をたどると太平洋側の広範囲にわたってどの規模で起こるかまでは時の運です。最大規模の場合、日本自体も傾く可能性も大いにあります。

 

まず、共有認識できる仲間を増やし、できることから始めていかなくてはいけないと改めて感じました。

 

 

 

 

 

 

医師が診療に取り組む形として、一昔前は臨床医、基礎研究医、医療技官などといった大まかな区分けであったが、ここ20年くらいで臨床医の中でも専門細分化により先進的な医療に取り組む体制がとられてきた。本当は人間相手なわけで医療側の都合で領域やアプローチ方法によって領域を絞って一部のみしか診ないというのは本来不自然な形なわけである。しかし、医療業界の成長戦略としてはありであるし、実際に日本の医療の質は世界でも誇れるものがある。まぁいいところばかりではないからまだまだ議論が絶えないわけであるが。注意しなければならないのは、医療者側も、受診者もその理屈をわきまえておくことかもしれない。

総合診療に携わるジェネラリストと専門家というスペシャリストの立場の方々がいて、僕が今日参加している名古屋の学会などは後者の方々しか集まっていないのである。東京などの大都市と、宮崎などの地方都市で必要とされる医師像は違う。また、大学病院と民間病院で役に立つ医師も違う。宮崎で都市感覚で診療しても役に立つ部分と、残念ながら力不足と感じざるを得ない部分がある。幸い、目の前の困ってる方々にとって必要とされる知識や技術を学びながらお応えしていくスタイルは自分には合ってるので、いいことばかりではないが視野が広がりつつあるのではないかと感じる。が、実地に基本姿勢を学べる実地の機会や気軽に相談できるネットワークが構築されているといいなぁとも思う。何せ知りたい範囲が広いし、知れば知るほどもっとできればなぁとなるのである。全部が全部、独学のみで通すには時間が足りない。専門医を紹介するにも丸投げというわけにもいかない部分もある。
一方で専門領域に専念できるのは向学心に燃える医師にとって至福の時でもある。しかしながら、やや学問的思考に偏りがちでもある。先輩医師の名言が真実だろうと思っているのだが、それはこうだ。最先端を行くのは並大抵ではない。しかし、ちょこっと後からついて行くのはそう難しいことではない、と。最先端を行く役割は大都市にある大学病院や高度専門機関である。iPS細胞の臨床応用であったり、ロボット手術の技術開発であったりだ。民間でも頑張っているところもあるが、できることはもっと小さいことだろう。大小に関わらず大事な仕事をされている方も多い。しかし経営的にはひょっとしてなにかしらの無理をしてるんではないだろうか?根拠はないが。
地方都市では、1箇所しっかりした機関があればよいと思う。ただし、しっかりというのは大都市型のコピーと言う意味ではない。後追いしたって何の価値もない。自己満足に終わって、役には立たない。今や患者さんは親戚に勧められてすぐに東京にだって治療を受けに行く位のことはする。僕は受ける側にもいたが今は紹介する側にいる。
地方大学の難しさは地元に求められる内容とは何かということが大事だと気づくこととそれを体現することではないか。例えば、宮崎はもっと総合診療医がどんどん育っても良い地域だ。教育体制がしっかりした上で他にないタイプの医師を輩出し続けるというだけでも宮崎に医師がいないなんてことは無くなるはずだ。
研修医だけでなく望めば中堅どころの医師だって短期研修したって良いのではないか?自ずと医療関係者のネットワークは構築されるだろう。そうすると、自然と専門分野しかしていないと気づかない視点で他領域の当たり前のことが応用できたりする。これが次世代の研究発想スタイルかもしれない。大都市が基礎だとすると、地方は応用かもしれない。若い内は狭い範囲で基礎的な経験や研究思考法をしっかり学んで、独り立ちできそうな経験を積んだところでそれを元に生かせるエリアで応用していける体制ができれば医師としての成長が実感できるし、違う世界も広がって楽しいだろうな。

自分としてはスペシャリティーに磨きをかけつつ(最先端バリバリではない)、ジェネラリストとしても人の役に立つ位にはなりたいなぁ。