2013年のG.W.ごろにいったん完成したF104GTでしたが、直進安定性のなさ、極度なオーバーステア特性、デッキ剛性不足による微振動といった問題がありました。
オーバーステア対策はリアタイヤに30mm幅#30のスポンジを入れることでごまかしたわけですが、今度はロールオーバーが頻発しバラストプレートを取り付けて・・・、と適当な対策ばかり致しておりました。
折角のDD車なのに、軽快感がなく、そのまま登場の出番がなくなっていました。
折角、店長のフライス盤を借りて加工してなど、多少苦労したのに、このままではもったいな気がして、どうにかリアのグリップ性能向上ができないか、考えておりました。
ある日、名古屋出張の際に寄ったラクセイで、F104WGPのTバーを発見したところから、今回のF104GT復活&最終形態完成に至りました。
ボディーは350R、いつもに白赤灰黒のTRDI初号機カラーとしたかったのですが、なぜかマスキングテープが裏面に張り付かず、断念。早く走らせたいという気持ちもあって、適当な塗りで終わらせてしまいました。
そしてF104GT最終形態は、
あまり、今までと変わり映えしません。変更点は以下の通りです。
①アッパーデッキは、F104X1(だったかな?)のアッパーデッキのみでしたが、元祖F104Wキット付属のものに穴位置変更を加えて、重ねて使用しています。
これによって、シャーシの剛性が全方向で高くなりました。
②ヘビーウェイトピボットポストへの変更です。リアタイヤの接地荷重を選択的に高くできます。
③F104WGP用のTバーへの変更です。
Tバーの形状が元祖F104とは大きく異なっています。
Tバーとモーターマウントの土台が一体となったことで、リアアクスルの位置精度と剛性が高くなることを期待しました。
ただ、取り付けにあたってはまたしてもロアデッキの一部を切り取る必要がありました。
以上の内容で改修し、走行させてみました。
思惑通り、リアの接地性と追従性が大幅に向上し、逆に弱アンダーにまで変化しました。当然高速で左右に振ると、多少リアが流れますが、すぐに止まりますので、操縦が楽になりました。
350Rの形状や重量分布にも、良くなった理由がありそうです。
ボディーの特性も今後試してみる価値はありそうです。
また、タイヤは全輪ともタミヤのタイプCで問題なく、前後輪で異種タイヤとしなくてもOKとなりました。
元々、川田のカーペットタイヤを本命設定(本当はパナレーサーが良かったのですが、無くなってしまった・・・)に考えていましたが、逆に食い過ぎでロールオーバー頻発。相対的にグリップ性能が低いタイプCに落ち着きました。
また、試しでGP-Aもトライしましたが、全体的にグリップが薄く、カーペットには向かないと思いました(417でも同様)。
今後試してみたいタイヤは、シミズG32ですね。タイプCに近かったと思うので、相性は良いかもしれません。
ということで、大満足な結果が得られて、F104GTは完成となりました。
4WDツーリングとは違う操縦性で、スロットル操作の訓練になるかと思います。
こんな感じでタミヤからキットが出たらイイな~と思うのですが・・・。
4WDツーリングは楽しくて性能キャパも大きいけど、整備が面倒なので、DDツーリングもラインナップに入れてほしいですね。