そーいえば、4月のSkating Lessonで、ジェイソンを指導し、グレーシーを育てた
シカゴの「リアルLzを飛ばせるコーチ」アレックス・オーリアシェフ
(Alex Ouriashev元ウクライナ・チャンピオン)にインタヴューしてましたね。


今更ですが、結構面白かったので抜粋してメモる。


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WTT2015の後だったので、その結果を見て、
リーザ / ジェイソン / ゆづ
の3人を評価する、と。


リーザはピョンチャンへ向かう女子シングルのリーダーで、次世代のロールモデル。
軽くて流れる3Aの成功がその理由。
伊藤みどりよりコントロールできてるけど、トーニャの3Aの方が大きくて軽かった。
リーザには3AがあるんだからLzやFを組み込んだ3-3がなくてもいい。
テレビを見る限り、彼女はど田舎出身でキビシい経済状況を克服した小さなヒーローという印象。


(エレナ(ラジ)についてジャンプが小さくて飛び上がるのに腕を使い過ぎてる、
とデイヴが指摘すると)
ジャンプが大きくなくても、オリンピックチャンピオンになれない訳じゃない。
(その流れで知ちゃんの話になると)
宮原は好きだ。日本の明るい未来だ。
彼女を見ていると、織田、ゆづと同じく、柔らかく膝を使えてる。
(ジェニーとデイヴが、スピードがないとかジャンプが小さいとか、色々突っ込んでも)
またワールドで台乗りするかもね。


アシュリーの3-3のセカンドジャンプは頑張ってよく修正してきた。
大人になってジャンプを変えるのは本当に難しい。
そういう意味でアメリカ人スケーターのロールモデルだ。

ロシアとくらべてアメリカの選手に回転不足が多いのは基礎に問題があるから。
教えるコーチが見極める「目」をもって、
小さい時に違いをキビシく教えこまかったからだ。
(アシュリーが3Aを練習し始めたと聞いて)
1)年齢的に無理。(20になったら。。。)
2)体の変化が始まる前に飛べないものは無理。
と。
リーザも5年前から飛んでた。
美姫の4Sについても。。。

アシュリーの回転不足の原因は若干の巻足。日本女子みたいなね。
結果に一貫性を持たせるためには、
2週間前から1日2回はクリーンなSPをコンスタントに滑れるようにしろ。
SPは少しシェイキーでもクリーンでなければイカン。
FSは1回か2回ミスってもいいけど。


(昔の教え子グレイシーについては)
フランク・キャロルに移ってから成長が見られない。。。
リスクを恐れてジャンプ構成を下げている。
練習環境についても人から伝え聞く派手な暮らしを揶揄。

(彼女の性格についても)
フランクやグレイシー&カーリーの親が求めるディズニープリンセスとは真逆。
炎のように激しく、ハングリーで、完璧主義者で、競争心が強い。
自分とは怒鳴り合いながら練習していた。
彼女の今の方向性は白鳥の湖を滑ろうとする伊藤みどりみたいなものだ。

グレイシーの怪しい3Fについては修正できていない。
そこがアシュリーとの差。
WTTの公式練習を見ても、肉体的にも技術的にも準備ができていなかった。
理由は知らんが、
練習で自信を持てなきゃ本番では言うまでもない。
今後については、今のコレオのプリンセス路線を止めて、
せめてSPではもっと踊れる曲を選ぶとか。
(それで思い出したけどズエワ振付けのガーシュイン、確かに印象的だった!
アメリカのカロリーナドキドキ、くらいに思ったもんなぁ)
グレイシーもアシュリー同様、強いタイプなんだから、と。


ゆづとハビについては、双方クリーンに滑ったとしたら、
ゆづの方が1つ1つのエレメントでちょっとずつでも余計に点を取れる。
2人ともすごいけどね。
パトリックについては
「自分はカムバックを信用しない」とバッサリ(泣)
カムバックしていい成績を残した人はいない、ただしダンスやペアを除けば。
プルシェンコについては一笑。。。
自分だったとしてもやらないよ。
彼はレジェンドだけどね。


ジェイソンが来期クワド入れてくるのは間違いない。
ものすごい努力家。
しかも多くのエレメンツで他のスケーターより優れているんだから、
4Tと2つの3Aがあれば十分だ。
ライバルのファリスと比べると、
ジェイソンが4Tを入れてクリーンなら、クリーンのジョシュアに勝てる。
練習の強度についてはジェイソンが勝っていたし、常に前向きだった。
(ジョシュアは上手く行かないときの落ち込みが激しいんだってあせる


ロシアの男子シングルの未来については、ペトロフの名前がぽろっと。


クワッド筋をもつ男、マックス・アーロンについては、スケーティングについて苦言。
クロスオーバーできてない。
ついでにグレーシーのスケーティング・スキルもバッサリ。
彼女はステップがだめになったよ、とデイヴ。
アレックス曰く、オリンピックイヤーにはズエワの所に送り込んで、
表情からスケーティングまで磨かれて帰ってきたのに。。。

マックスはヴォロノフとかコフトゥンと同じタイプのスケーターで、
ショートとフリーを両方クリーンに滑らないとジェイソンやジョシュアには勝てない、と。
でもクワドや2本の3Aがあれば、フットワークなんて気にならなくなるんだよ!
(クワドキング・ゲーブルの例を挙げて)
ジャンプもスケーティングも全部もってりゃ、そりゃ最高だけどね!


リーザの衣装については、欠点を隠すことに成功しているクレヴァーな選択だ、と。

現在コーチしている2013全米ノーヴィス・チャンピオンの樋渡知樹君について、
すごくいいプログラムが出来たよ!と。





と、結局このインタヴューは、グレイシーへの苦言が目立ったかな汗

今までであったスケート関係者の中で一番クレヴァーだと、
ミーシンをめちゃ褒めしていたのも印象的でした。


知樹君はスケパパさんのブログ日記を読んだことがあったので、おお~~~っでした^^
が、ブログにはAlexandre Fedeevに習ってるってあったので、ちょいと調べてみると、
やっぱりFedeev先生がコーチってなってる。
(Ouriashevはジャンプ・コーチってこと?)
ちなみに樋渡君は2000年生まれだから、草太君と同じ高1ね。
2015年全米ジュニアで5位、2月のチャレンジ・カップで優勝。
(2014年の戦績は見つけられなかった)








蛇足だけど、耳に残るというか、若干神経にさわるようなスラヴ訛りであった叫び
(スプリットしたグレーシーの心もちょっと理解できたかもドクロ

部屋のMacで聴いていたんだが、
家族がアレックスをマネし続けててめっちゃウザい。。。