大宮 B L妄想物語
*閲覧注意*













翌日、昼過ぎに起きた。


眠りなれた自宅のベッドで
たっぷり寝て、旅の疲れもとれた。

久しぶりに父ちゃんと飲んで
母ちゃんの手料理を食べ
日本に帰ってきたとしみじみ感じた夜だった。



家に誰もいなくなり
荷物を解いていたら

和が家にきた。



2階にある自室に向かう




「おじゃまします」



「・・ずいぶん他人行儀だな」



「久しぶりだから、なんか…な。」



「ふふ、"なんか"って、何だよ」



「なんか///緊張するんだよ///」



「・・・変な和。」



「////うるさい」



「適当に座ってな。今飲み物持ってくる」



「うん」



「あ、そうだ、
そこにあるスケッチブック見てていいよ」



「いいの?」



「もちろん」




和 好みのキンキンに冷えたアイスコーヒーを持って 部屋に戻った。


和は床にペタンと座り
俺が外国で描いた絵を眺めていた。

一瞬にして昔に戻ったようだった…




「スゴいな。どんどん上手くなってる」



「そうか?」



「うん。」



「和に褒められると嬉しいな」



「///俺なんて何もわかってないよ?」



「俺のファン一号じゃん。」



「///そうだけど・・・」



一緒にスケッチブックを見ながら
旅の思い出話をした。



「本当に もう海外はいいの?」



「ああ。もう満足した」



「そう。」



「いい加減ちゃんとしようと思う」



「ちゃんと?」



「そう。
なぁ、和、、一緒に暮らさないか?」



「な///急に何言うんだよ」



「急じゃダメか?」



「///大野、プー太郎じゃん」



「だから、ちゃんとするっていったじゃん。
定職につくつもりだし」



「・・・・」



「なぁ、どうだ?」



「・・・そんな簡単に言うなよ。
・・・・俺の気も知らないで」



「・・・・和?」



「・・・・・」




「じゃあ・・・・和の気持ち教えてよ。」



「・・・・」



「なぁ」



和の 肩に手を回した


「!!・・・////」



それだけで和は体をびくつかせた。


すぐに回した手を外すが
耳がみるみる赤くなっていった。



「・・・・・」



「////」



「和?」


「・・・・」


「もしかしてだけど・・・」



「///な、なに」



「やっと、、俺のこと意識してくれてる?」



「え?///」



「そっかぁ、やっとかぁ」



「////」



「あれだな。"離れて気付く想い"ってやつだな」



「何、勝手に分析してんだよ///」



「お、やっぱ 図星か」



「な///」



頬まで赤らめてうつむいてしまった和


可愛いな。




「好きだよ。和…
だからずっと俺のとなりにいてほしい」



「///す、すき…って、どんな"すき"だよ」



「ふふ、そんなの決まってるだろ


耳元で囁いてやった。


「////」



「証拠みせよっか?」


「む、/// 無理!」



「残念♪・・・で、返事は?」



「考えとく、、」



「お!前向きな答えを、よろしく♪」



「////」



「あ、だけど、和、
俺の恋人になったらタバコやめろよ」



「それ、大野が言う?」



「ふふ、、」



「・・・大野がタバコやめるなら
 やめてやってもいいけど・・・」



「じゃあ、、一緒に頑張るか」
















おしまい。