64才、わんこと二人暮らし



アンコールいれて22曲。吉井さんの声は一曲めの後からかれていた。心配よ💧

※ セットリストは書かないので調べてねほんわか


私はライブ中のトイレや足の痛みを心配していたが、それよりもヅラを縫い付けた帽子のせいか(重力?)、頭の表面がズキンと痛む。目の横からおでこへむくみが出ているようだ。どんどん痛みが強くなり泣きたくなった。ずっと痛い痛いと泣き言を言っていた私。帽子脱ぎたい... 

だが!

見えなかったがなんと私の数列前にせり上がるステージがあったようで、いきなりエマちゃんが目の前でギター弾いてるの!映像かと思ってた。スーパー指定席でもこんな近くなかった。痛みなんか忘れた。その時は。

やっぱりキラキラだった。衣装もキラキラだった。

生きててよかった。

その後ベースのヒーセもそこで演奏。S氏はベース担当なので感動はひとしおな様子だった。ヒーセはお茶目な61才。変わらないな〜。

アンコールでは吉井さんもそこに!後ろ姿が長かったがやっぱりお尻が小さい。足長い。細い。

アリーナの後ろかとがっかりした自分を殴りたい。


途中で吉井さんのがんの写真や放射線治療で真っ赤になった首の写真などが映された。


「死にたくないと思ってたけど、ずっと。不思議とがんになってからその恐怖がなくて」「命とは何かって考えた数年間だった」と語る吉井さん。

なんかわかる。 


最近の曲「ホテルニュートリノ」の一節にある

「人生の七割は予告編で残りの命数えた時に本編が始まる」

この歌詞を聞いた時に、がんになっていろんなこと考えたんだろうなと思っていたし、実際自分もなんだかそんな気持ちだったのでめちゃめちゃ共感した。これからが本編なんだって。


アンコール最後の曲で吉井さんの遠吠えが始まり、

ああ犬小屋かって思った途端お腹が痛くなった私。  

ここで漏らすわけにはいかない!

泣きそうになりながらS氏に言うと「よし、出よう」と荷物を持ち手を引いてくれた。ごめんね、こんなに楽しみにしてたのに最後にこんなで。

静かなトイレの中で歓声を聞く。ドラムのアニーの恒例のウェーブもやってる様子がわかる。終わるようだ。


しかし誰もいないトイレは安心だ。思い切って出て来てよかったのだ。最後まで見れなかったけどどうしようもない。今日の体調が恨めしい。


それからタクシーで東京駅につき、新幹線に乗る。

その前にいつも日本橋口のコンビニで大好きな新幹線弁当を買うのだが今日はもう廃棄!したそうだ。残念すぎる。いつもより早く会場を出られたのに。

(ご存知ない方にはすみません。懸念していた、吉井さんがいつまでもライフライフ言う曲が短かったのとおそそブギウギもアニーが出てこなかったので長引かなかったのも。ホントは早く出て来ちゃったからなんだけどショボーン


新幹線に乗るとまたまたライブ中ずっとだったが頭が痛い。頭の皮膚の血管が痛い。皮膚の表面がズキッとする。痛い痛い言ってた今回。大事な復活ライブだってのに。頭もお腹も足も痛くて😭😭😭

泣きたい。


何故か小さい子どもがキャーキャー楽しげに車内を走り回っているが家族たちは何も言わず微笑ましそうに見ている。なんなら写真までとっている。

これが正しいか間違いかわからない程に頭が痛い。

ヅラ帽子脱ぎたい。だがあと少しの我慢だ。


駅からまたタクシー超近距離乗車。申し訳ない。


玄関まで待てずマンションの廊下で帽子を脱ぎ捨てる。「禿げまーす」はお約束。疲れて笑ってもらえない。

S氏夜中でも困ったら電話しろ、明日病院に行く方がいい、と心配しながら帰った。


しかし直後私は気付いた。帽子を脱いだ後まったく痛みがなくなったことに。

鏡を見ると目の横から頭へ左だけがすごくむくんでいた。痛みはてっぺんから下へと移動していたが、その通り3段にむくんでいた。

私の副作用の痛みは本当に左側だけなのだ。

左で点滴だからと言われたがそうなのか?

パクリタキセル3回スキップしてまだ続く左側の痛み。いつまで続くのか。

パクリタキセル恐ろしい子!(←ガラスの仮面は一体どうなるんだろうか..... それも心配だ)


本当に痛かったがいきなり消えた痛み。 

むくみは一日経ってほとんどなくなっていた。


毛を縫い付けた重さか、長時間帽子着用か、理由はわからないがつらかった。今度長時間の時は柔らかいスカーフをふんわりかぶるのがよさそうだ。

いっそのことアゴのとこで結ぶか。ユーミンのイメージだな。または野イチゴ詰みの娘さん風か。 

また楽天で探す私。帽子探しの旅は終わらない。


 こういうのなら大丈夫かも?

 


 




いつもよりすごく疲れていろいろ大変だったけど 

行けてよかった。2度目の復活を見届けられて幸せだ。吉井さんがもっと万全になったら2DAYSもあるかも。絶対行くんだ。何歳でも。

だってこれからが人生の本編だもの。





翌朝は病院ホテルにお泊りのわんこを迎えに行かないとならない。

Kちゃんに私の送迎を頼んでいたのだが

なんと!わんこをお迎えに行って家に届けてくれたよ!びっくりしたよ〜!

何か意思疎通ができてなかったようだが、結果よかった〜。

てか、病院の二軒隣なの、Kちゃんち。

よくS氏にお迎え行ってもらったり、Kも何回か一緒に行ってるから顔もわかってるしまったく怪しまれなかったのね。大金な診察料や重たいフードもあったのに家に迎えに来るより楽だったんだな泣き笑い

わんこもKには慣れてるから大丈夫だった。

本当にありがたい。感謝。



※イエローモンキー 「ホテルニュートリノ」より



続く