こんにちは。かやさんです。
今日は、以前母が言っていた、印象的な言葉を皆さんにシェアしたいと思います。

その前に、私の母は10年以上乳がんを患っています。10年ほど前に右乳を切除し、6年後に再発しました。その後も、何度か手術をしたり、放射線治療をしたりして、今は薬による治療をしています。母は、俗に言う「末期がん患者」だそうですが、とっても元気です。毎日たくさんの薬を飲んでいるものの、家事は完璧にこなしていて、大好きなスイーツはほぼ毎日食べていて、パートも週2回行っていて、ジムにも通っていて、娘の私とショッピングするのが大好きです。母と過ごしていると、母が「末期がん患者」なんて、忘れるどころか意識すらしません。一般的な乳がん患者の方なら3ヶ月飲んだら効き目がなくなってしまう薬を、母は5年以上飲み続けています。(もちろん効果が出ているから飲み続けています)母の主治医の先生も、こんなのは初めて!とおっしゃっていて、学会でも紹介されたそうです。

とっても元気な母ですが、苦しい思いはたくさんしてきました。「5年再発しなければ、もう再発しないと思っていい」と言われたのにもかかわらず、6年後に再発したこと、リンパに転移した時、手術後数週間は少し触れただけで激痛だったこと、薬の副作用で嗅覚を失ったこと、夜の8時以降に何か食べると翌朝気分が悪くなること、重い荷物を持つと手が痺れること、以前は大好きだった生クリームが美味しく感じなくなったこと、骨がもろくなったこと…。小さなことから大きなことまで他にもいっぱいあります。

さて、ここからが本題です。
先日医療番組を見ていたとき、母が印象的な言葉を放ちました。
「なんで『闘病』って言うんだろう。病気とは、闘うんじゃなくて仲良くすればいいのに」
と言ったのです。
長年病気と共生してきた母だから言える、母らしい言葉だと思いました。母の主治医が言っていたことらしいのですが、病気を患ってから長生きする人としない人の違いは、精神的な面が大きく関係しているそうです。もちろん病気の悪性度や重症度にもよりますが、病気を受け入れてポジティブに生きている人は、病気を患ってからも、病気と共生しながら長生きする方が多いそうです。
もし、病気を患って苦しんでいる方がいれば、趣味に打ち込んだり、好きな人と過ごしたり、心だけでもポジティブに生きることで救われるかもしれません。母の一言で救われる人がいれば…と思い、ブログに書いてみました。今回お話ししたのは、あくまで個人の症例、個人の意見なので、それをふまえて読んでいただけると幸いです。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました😊