基本月額と総報酬月額相当額の計算は
この様な計算になります。
間違えやすいのは、産休手当も同様ですが
計算に使われるのは、実際に支給されている賃金ではなく
4月から6月に支払われた給与の平均から計算される
社会保険料の基準となった給与額です
(標準報酬月額と言います)
残業手当や休日手当、深夜手当なども含まれる額ですから
翌月払いの会社の場合
3月から5月に残業等が少なく
夏から翌年の春にかけて残業が多い職場
例えば、公共事業を受給している土建関係の職場の場合
実際に貰っている給与よりも低い標準報酬月額になります
モデルの月46万円は手取り幾らの給与か?
総報酬月額相当額は
上記の『標準報酬月額』と『標準賞与額の12分の1』の和です
標準賞与額は、上限が一回150万円なのと
1000円以下切り捨てとなりますが
(150万円以上は150万円として計算)
『標準報酬月額』と違い実際に支払われた金額です
賞与の平均は、給与の2.7か月分と言われていますが
この給与の2.7か月分の給与は基本給ベースですから
報酬額から各種手当や残業手当等を控除した額です
その為、『ボーナスは報酬額の2倍』として計算すると
46万円×12か月÷(12か月+4か月)=345,000円
となり、月の報酬額は、約34万5千円となり
夏・冬のボーナスが、約69万円となります
月の報酬額からは
社会保険料・労働保険料・所得税・住民税が控除されるので
保険料を約5万円、税金を約2万4千円とすると
『モデルの46万円で、毎月の手取りは27万円程度』
になります
注意が必要!
『年金の減額を意識せずに~!』
『更に賃金が9万円増えても年金の減額なし』
総報酬月額相当額が9万円増えると
手取り給与は約34万円程度に増えます
これ以上の手取り額となり生活に支障がないから
年金の支給額を増やす為、年金を受給せず
70歳迄繰下げ受給として
『70歳以降の年金を上げる』と考える方も居ると思います
一月繰下げで0.7%年金が増加し
70歳まで繰り下げると42%増加するので
今年の基礎年金支給額は
約7万円ですから、厚生年金比例部分と基礎年金を繰下げると
合計額が『142,000円+99,400』となり
本来の年金受給額一月約17万円から
『年金一月約24万円』となるので魅力的です
ですが
『年金を繰下げて受給しなければ減額されない』
わけでは無く『受給しなくても減額されます』
例えば、手取り給与を更に増やし
総報酬月額相当額が4万円増えた場合
その2分の1の2万円が支給停止となります
繰下げで増加する年金受給額は
10万円から2万円控除した8万円ですから
『8万円×142%+2万円=133,600円』になり
『年金一月23万3千円』となります
給与が高いから、厚生年金が僅かしか貰えなので
それなら繰下げして、70歳から年金受給するときに増やそう
と考えても
基礎年金は別として厚生年金は、それ程増えないので
受給したときにガッカリしそうですね


