猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
夏といえば風鈴を思い浮かべますね。
鈴の音に共鳴するガラスは見た目にも人に涼しさを与えます。
自分は以前、茶道具商に勤めておりました。茶道では夏によくガラスの器を使います。バカラのボールなどを菓子器に見立てるわけです。
その菓子器に盛られる茶菓子は、寒天の様な透明なお菓子だったりします。
ガラスや透明なものに日本人は涼を求めてきたようです。
無地のガラスも良いですが、それにデコレーションが加わったら少し高級な感じがしませんか?
例えば、見た目も涼しいこんなガラスはいかがでしょうか?
ガレ ナナカマド文花瓶
反対側
こちらはガレのナナカマド文花瓶です。
素地のガラスは緑〜青のグラデーション、高さは20cmと大きすぎず、良い雰囲気です。
フットが独特な形ですね。円形フットの多いガレ作品の中では割と珍しい形です。
横から見るとこのような感じです。
幅に比べて奥行きがなく、上から見ると菱形のような形です。
口にチップ(欠け)はございません。クラック(割れ)もございません。その他、傷はございません。大変綺麗な状態です。
ガレのサイン。
最後は「ε」ではなく、「é」となっております。ガレ作品の中でサイズの大きな作品には「ε(イプシロン)」がよく使われますが、このような小さな作品には「é」が使われたりします。
作品のテーマとなっておりますナナカマドは、五月から七月に花を咲かせ、九月から十一月に赤い実を実らせます。
ナナカマドは「七度かまどに入れても燃えない」ことから「魔除け」「お守り」という意味を持ちますが、ヨーロッパも同様でナナカマドの英名は「Rowan」、由来は北欧神話に登場する「Runa」、つまり「魔除け」として捉えられてるそうです。
初夏から秋にかけて見頃な(勿論冬もまた魅力ですが)ナナカマドをテーマにしたガレの花瓶、ご自慢のお部屋にいかがでしょうか?
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