イベント-16- | ウォンキュ☆ひたすら妄想~

ウォンキュ☆ひたすら妄想~

superjuniorのシウォン(siwon)とキュヒョン(kyuhyun)のふたり
ウォンキュ(wonkyu)がベースな小説展開中。
が、いろんなカプも活躍中!!


twitter→@won_kyu7



「キュヒョンくん、大丈夫かい?」

ジョンファさんが俺の事を心配して声を掛けてくれてる。

「え・・・?はい・・・。何だかすみませ・・・あぁ・・・ん・・・」

ジョンファさんの手がシャツの中に滑り込んで脇腹を撫でられた。
思わずその感触に声が・・・

「どうした?キュヒョンくん・・・思った通りだな・・・君・・・」

ジョンファさんの手がそのまま下におりてきて太ももの内側をそっと撫でられると
下半身に直接響いて、腰のしびれがより一層増した。

「あっ・・・はぁ・・・ん・・・だ、だめ・・・」

「キュヒョンくん・・・君、ほんといいよ。
なんて素直に反応するんだ。」

「あの・・・ジョンファさん?
な、なに?」

「大丈夫だよ・・僕に任せて。このままじゃ苦しいだろ?
直ぐ楽に・・・いや、そうじゃないか・・・
最高な気分にさせてあげるよ。」

ジョンファの手がまたシャツにすべり込み
胸の小さな突起をカリッと引っ掻かれた。

「はぁ・・・だ、だめ・・・ん・・・」
全身に走る快感に思わず声が出て身をよじる。

シウォンにイヤという程教え込まれてる身体が

自分の意思とは別に反応してしまう。

それを隠そうとなんとか身を躱そうとしたが、

返ってジュンファを煽り大胆にさせた。


「や、やめて・・・なにする・・・んで・・・」
キュヒョンはジョンファを押しのけようとしたが手に力が入らない。

ジョンファは端から見たら飲みすぎた若い連れを介抱しているようにしか見えないくらい
それは上手にさりげなくキュヒョンを煽り立てて行く。 

そして、従順な反応を見せ、堕ちて行く様を楽しんでいた。



男としたことがある。

そう確信したジョンファは目の前にいる極上の獲物に
これまでにない興奮を覚えた。
初めてのヤツを相手にすると何かと厄介だが
ここまで素直に反応するように出来上がってれば・・・

即楽しめる。

どこのどいつがこんなにエロくしこんだんだ?

いったいどんな声で啼いて、どんな声で挿れてくれとお願いしてくるのか・・・

ジョンファはキュヒョンの髪を撫でながら部屋の用意ができるのを
湧き上がるイタいくらいの欲望を抑えつつ楽しみに待っていた。





「一体何事なんだ?」

このホテルのオーナーでありキュヒョンのいとこのチョウミが現れた。

「よぉ~。おせーじゃねーか。」

「ヒチョルさん。あなたが呼んでるという事でしたが・・・何か?」
一分の隙もない井出達のチョウミが聞いた。

「用がなきゃ呼ばねぇよ。」
持っていたグラスをカウンターに置き
「あれが見えるか?」とヒチョルは自分の肩越しに指を指した。

「え?」
指さされた方向にチョウミは視線を向けた。

「あの客が何か・・・?」
チョウミは眉間に皺をよせ、目の前のちょっと変わり者の
ヒチョルが言わんとしていることを理解しようと努めた。

「わかんねぇのかよ・・・ったく。」
ヒチョルが舌打ちをするのを見てチョウミは少しイラだっていた。

「君。君はどういうことだかわかってるのか?」
カウンターの側に立ち、ふたりの様子をおろおろしながら見ていた
新人のボーイが突然チョウミに聞かれ
「あ、あの・・・えっと・・・オーナーのお従弟様が・・・」
と、しどろもどろで答えた。
「キュヒョン?キュヒョンがどうか・・・し・・・え?」
「やっと気づいたか?ボケてんじゃねぇよ。ったく・・・」
ヒチョルがカウンターをコツコツと叩きながらボヤいた。

「あいつ、何してるんだ?あの男は誰なんだ?」
チョウミが座席の方へ走り出そうとしたが、
その腕を掴んで引き止めた。

「何をするんだ。離してくれ。」
「おいおいおい、慌てんじゃねぇよ。もうちょっと待ってろって。」
「しかし、キュヒョンが・・・」
「あそこじゃあれ以上はなんもできねぇよ。もうすぐあいつも来るし。」
「シウォン?」
「あぁ。」
「一体何があってあぁなってるんだ。
なんであいつがついててあぁなった?」
「あぁ、あぁ、あぁ、あぁ、うるせぇな!そんなの知るか!」
「・・・」
「で、どうする?」
「どうするって?」
「あいつだって子供じゃないんだ。
ここで俺たちが手出す必要あるのか?」
「当たり前だ。あるに決まってる。」
「本人の意志だったらどうする?邪魔していいのか?」
「本人の意思であるわけがないだろ。」
「そんなのわかるかよ。」
「わかる。」
「ふ~ん・・・」
ヒチョルは少し口角を上げ嘲笑しながらチョウミを見つめた。

「あ、あのぉ・・・すみません。あの・・・その・・・
例のお客様がまだ時間かかるのかって・・・お聞きになっておられるのですが・・・」
新人のボーイがどうしていいのかわからず
おろおろしながら戻ってきた。

「あと少しでご用意ができるとお伝えして・・・」
チョウミはヒチョルから目を逸らさずボーイに指示した。





『ヒチョル!』
入口付近が騒がしくなり、シウォンとウニョクが飛び込んできた。
シウォンは肩で息をして額には汗が光っていた。

「おぉ。やっと来たな。どうした、そんなに息切らせて」
ヒチョルが軽く手を挙げふたりの様子を見て鼻で笑った。

「先生エレベーター待てなくて階段一気に駆け上がってきたんですよ。
俺、心臓が・・・み、水~・・・」
ウニョクは、はぁはぁと肩で息をしながら手渡されたグラスの水を一気に飲み干した。

『キュヒョンは?』
シウォンがヒチョルに掴み掛らんばかりの勢いで聞くと
ヒチョルは”あそこ”と顎をクイッと上げキュヒョンとジョンファの席を指した。

『キュヒョナ・・・』
「待てよ!」
チョウミと同じように駆け寄ろうとしたシウォンをヒチョルが制した。

『え?』
シウォンはびっくりしてヒチョルの顔を見つめた。

その時、ヒチョルのスマホの着信を知らせるコールが鳴り響いた。
ヒチョルはお揉むろに電話に出ると”あぁ、わかった。サンキュウな”と
相手に礼を言って電話を切った。
その後しばらくスマホの画面を無言で見つめ、
ニヤリと笑ったかと思うと、いきなり顔を上げた。


「役者も揃ったし・・・

さぁ、行きますか。」

ヒチョルがカウンターの椅子から立ち上がった。