ホスピタル~始まりはここから3~ | ウォンキュ☆ひたすら妄想~

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superjuniorのシウォン(siwon)とキュヒョン(kyuhyun)のふたり
ウォンキュ(wonkyu)がベースな小説展開中。
が、いろんなカプも活躍中!!


twitter→@won_kyu7

更衣室。
ウ「おつかれ~。なぁ、飯、何食う?」
 
キ「そうだねぇ。いつもの店に行こうか。」

とジャンパーを羽織りポケットに手を入れた。

「あっ。そうだこれ・・・」

と取り出したのは昨日コンビニで拾ったキーホルダー。
ふと、また香りがよみがえり、
シウォンの目を思い出だしていた。

シウォンはヒチョル、イトゥクと談笑しながらも、
時折自分見てていたような気がする。
何故か落ち着かなかった。

「なんなんだよ。」

ため息が出る。

ウ「おーい。行くぞぉー」
 
キ「あぁ~、今いく。」

ギュはキーホルダーをリュックに放り込み、
ロッカーの扉を閉め、ロッカーを後にした。

店はとても混んでいて、奥のほうに案内された。

ウ「あれ~。先生たちもきてたんですか?」
 
そこにはヒチョル、イェソン、シウォンが揃っていた。

ヒ「よぉ~。相変わらずつるんでんなぁ~お前たちは」 

ウ「先生たち、こっちのこと言えないですよね。」

と言いつつウニョクは笑った。

ウニョクはその天真爛漫な明るい性格でみんなが好いている。 
特にイトゥクはこのウニョクの面倒をよく見てくれる。
そんなイトゥクの横にもう座っている。

「おい、キュヒョン、何突っ立ってんだ。座れよ」

ヒチョルが声を掛けるが、
キュヒョンはそこにいるシウォンが気になり足が出ない。

ヒチョルとシウォンの間の席。
シウォンが「どうぞ」と首を傾げ、眉をあげ促した。

キ「あっ。はい、どうも・・・」

キュヒョンが席に着くとほろ酔いのヒチョルが
ギュを抱き寄せ盛大に頭をなでる。

キ「もー、先生やめてくださいよ!」

と手を振りほどき膨れてみせる。
お決まりのポーズ。

ヒ「なんだよー照れちゃって。相変わらずかわいいなぁ~お前は」

キ「先生、そうやって俺で発散するのやめてくださいよ。先生は好みじゃないんで。」

ヒ「なんだよ。俺がこんなに可愛がってやってんのに、何の不満があるんだ?」

キ「だから、誤解されるような言い方はやめてくださいって」

キュヒョンをかわいくて仕方がないヒチョルは
顔を見るとかまわずにはいられなくついつい女の子の様な扱いをする。
そんなやり取りをシウォンは微笑みながら見ていた。
イトゥクとじゃれあっていたウニョクが

「そう言えば先生たち同期だって聞きましたけど」

と切り出した。

イ「そうなんだよ。学生時代、よく夢を語ったもんだよ。
こいつがいるから専攻も脳外に変えたんだ。こいつがいる限り一番にはなれないからなぁからなぁ」

ウ「へぇー。そんなにすごいんですかぁ?」

ヒ「そ。こいつは昔から本当に男にも女にももてもてで、俺と人気を二分してたんだ。」

イ「俺を忘れてないか?」

ウ「トゥギ先生はオレにとってダレよりも一番です!!」とウニョクが敬礼をする。

イ「よしよし、こいつが~かわいいやつだ」とヘッドロックをかける。

「あぁ~また始まったなー。」とイトゥクとウニョクの
この二人のやり取りを笑いながらちょっと離れてみている。

キュヒョンにとっての心地いい距離感。
ウニョクもヒチョルもイトゥクもよくわかっているので必要以上に近づかない距離感。
キュヒョンは何杯目かのアルコールを口にした。
が、今日は何かが違う。
今日何度も感じるこの落ち着かなさに

「なんでだ?」

と思わず声が出た。

「君はただの人見知りなのかな?」

突然声を掛けられ驚いて顔を上げた。
そこにはまっすぐこちらをを見据えて
心の中まで見透かされてしまいそうなシウォンの眼があった。

キ「いえ、別に・・・」

シ「・・・」

目線をそらさない。
なんだよ・・・オレなんかしたっけ?
訳が分からない。

いたたまれなくなってウニョクに声を掛けようとしたが、
ウニョクはイトゥクとヒチョルと何やら盛り上がっている。

イ「そうだキュヒョン!」
イトゥクが不意に声を掛けてきた。
イ「お前、この前3FのNs.に告られたんだって?あの子だろ?
一回ぐらいデートしてやらないのか?」

ヒチョルに頭をくしゃくしゃとなでられながら

「なんでその話しってるんです?あっ、ウニョク、お前しゃべったなぁ?」

とパンチするポーズ。

ウ「いや、だって本当のことだし、お前と仲いいの知ってるから
女子連中がお前の連絡先教えろとかなんとか、
そりゃーオレだって大変なんだからな!」

イトゥクがウニョクの頭をそうかそうかとなでる。

キ「・・・オレ、かえります。」

「えっ?もう帰るのか?」

「ご飯ちゃんとたべてないだろ?」

「何かあるのか?」

「おっ、デートか?」

口々に騒ぎ立てる。全くこの人達は・・・

キ「ヒョク。明日から他人な。」

ウ「え?なんだよそれ!」

キ「今日の対戦は中止だ!」

ウ「えー!」

と言って大げさにがっくりとうな垂れてるウニョクに
ピストルで打つ真似をしながらリュックを手に取り席を立つキュヒョン。

「きをつけろよ~」

「また明日なぁ~」

とそれぞれが声をかけハイタッチ。

イ「大丈夫、大丈夫!ヒョクチェがいるからなぁー」

キ「それが1番心配なんですよ。」

ウ「あっ、お前、それひどっ!」

とおどけて見せ、みんなが高らかに笑った。

キ「全くあの人達は。しょうがないな。」と静かに微笑みながら

キ「ヒョク!12時召喚なっ!」

そう告げ出口へむかった。