皆さんは
直販型投信会社って知ってますか?
証券会社などの 販売会社を通さずに
低コストの投信を提供している投信会社のことです。
最近これらの投信会社が
「貯蓄から投資へ」とか 株を買えばその分経済が成長する
なんてロジックで 盛んに資金を募っていますが
これって 本当でしょうか・・・・
ザックリいうと
経済成長とは 企業が発生させる付加価値の積み上がりですから
GDPにカウントされるような付加価値が増える事で
企業の利益が追加されてはじめて 経済が成長したということになるので
そうなった時点で 結果的に資産のリターンが増加する場合もある
というのが主な因果関係の方向であって
資産市場を需給で大きくすることでGDPを成長させるというのは 本末転倒なんです。
彼らが 「貯蓄から投資へ」というフレーズで
資金を押し込もうとしているのは セカンダリーマーケットですが
そうではなくて,プライマリーな成長資金のエクイティなら
そのファイナンス自体が 経済成長を促進するという側面があるかもしれませんが
現在の日本には,官民様々なベンチャーキャピタルがあるにもかかわらず
資金の出しどころに困っているような状況ですから
どちらにしても 資金が成長のボトルネックになっているわけではないんですね。
セカンダリーでの株の売買であっても
証券や投信運用会社にお金が落ちるので,まったく効果がないとは言いませんが
成長自体が期待できるわけでないのに
「貯蓄から、投資へ」というフレーズに踊らされて, リスク資産への配分を増やした
個人投資家の皆さんが過去に損失を重ねてきたのは こうした背景があったと思われます。
少なくとも 預金からマーケットへお金が流れるくらいで
あっという間に成長率が3%も4%も増えるって
そんな単純な話ではないんですね・・・・
直販型投信は 最近成績が振るわず
資金流入が細っていますから
焦る気持ちもわかりますが
こういう間違ったロジックでの集客行為に
引っかからないように 気を付けたいものです。