前記事の続きです。
私の夫は、10年以上前、
糖尿病がもとで
足の親指を1本失いました。
足の親指がなくなると、
体のバランスを取るのが
とても難しくなるそうです。
そのせいもあってか、
手術後の夫は
いじけたり、自暴自棄になったり、
精神的にかなり不安定でした。
数日、高熱を我慢し、
やっと病院に行ったと思ったら
「すぐ別の病院へ」
「今すぐ市立病院へ」
「すぐ手術します」
覚悟する時間もないまま、
眠っている間に
右足の親指がなくなっていた。
(足の壊疽が骨までいっていたため切除)

それは、当然のことだと思います。
「お前にはわからない!」
そう言われても、
私はつい
「指一本で済んでよかったじゃん」
と言ってしまった。
でも、これは本当で。
あのまま病院に行かなければ、
指1本では済まなかった可能性が高い。
ベッドが空いていなければ
手術は数日後。
その間にも壊死は進む。
結果は残念だったけれど、
同時に「運がよかった」とも言えるのです。
入院中、
足の指がない人、
足を失った人、
目が見えない人、
透析に通う人…。

糖尿病が進行した患者さんを
たくさん目にしました。
「俺は、まだいいほうなんだな」
退院するころ、
夫はそう言えるようになっていました。
足の指1本。それでも生活は大きく変わる。
バランスが取れない。
うずく、痛む。
靴が合わない。
他の指に負担がかかる。
これは、今も続いている現実。
甘いものを食べられる幸せを
感じているのも事実。
…だから私は、
少し多めに見ています。
本当は、
自分のほうが
HbA1cは8.2。
今いちばん危ない気もしているけれど💦
