【右】の奥歯は【虫歯】で大きな穴があいており、
硬いものが噛めないということで
おみえになった患者さん。

この歯は、この患者さんにとって
いつも問題を起こしやすい歯で、
無理な方向から
体重以上の異常な力が
加わっていました。

虫歯のある側と同じで
【白髪】は【右】側頭部に多く、
左側頭部はそれ程目立ってありません。

日々の臨床で【シミ】と歯の噛み合わせが関係してるなぁと
思うことは多いのですが、
【白髪】と噛み合わせも関係しているなと感じました。

【左側】の後頭部に【円形脱毛症】のある患者さんは、
同じく【左側】の歯に無理な当たりがあって、
実際【左の奥歯が崩れて】いました。
この患者さんにとって、
この歯はいつも問題を起こす歯です。

歯の咬む力は体重以上あるため、
異常な歯の当たりがあれば、
血管が部分的に圧迫されます。
白髪や円形脱毛症の部位が
右なのか左なのか、
後頭部なのか前頭部なのか 等
どこに現れるかの
噛みあわせの影響は大きいと思います。

それでも全ての人に症状が出る訳ではなく、
下地があってこそ
問題なのだとも思います。

食べるものに気をつけたり、
思考のクセに気付くことだったり、
忙し過ぎる生活を見直すことだったり。

生命力を低下させないために
普段から出来ることはいろいろあります。

身体からのメッセージを聞いて、
見直すことは
自分らしくいきて
穏やかに
楽しい時間を過ごすためには
きっと大切なことです。

本当の原因は誰にもわかりません。

噛み合わせ不良が
様々な病気や症状の
本当の意味で一番の原因ではないにしても、
出来るだけ歯はいじらないに越したことはないのではないか?
と思います。

自然な歯と そうでない歯の
形や硬さは大きく異なります。
自然な歯は、動きながら磨り減りながら
身体全体のバランスを考えて生えてきます。

歯をいじる ということは、
気付かないうちに
からだの何処かに
必ず歪みが生じることになります。

そうして歪んだら、
痛みが出たり
症状が出たりして
また、身体がメッセージを送ってくれます。

例えば、白髪として。
例えば、円形脱毛症として。

これからは、どうする?
私は 何を選ぶ?

いつも、その繰り返し のようにも思います。


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