先日は入れ歯の修理をさせて頂きました。
入れ歯が大きく、まるで口の中にゴルフボールをいれているようで、しゃべりにくくストレスだとおっしゃていた患者さんのAさんです。
初診時は御家族3人で基本コース(45分、3人あわせて1万5千円)をお申し込みいただいたのですが、まずAさんには今までご使用されていた入れ歯をご持参いただいたので、どうするか話し合って古い入れ歯を修理して使えるようにしましょうということに決まりました。
上の入れ歯は、いくつかある中でも一番好きで、ご自身にあっていた入れ歯です。
40年前くらい前の入れ歯だったと思います！
そして下の入れ歯はまた年数の異なる時期に使われていた入れ歯です。
上の入れ歯はかなり人工の歯がすり減っていて、波打っている形になっていましたし、上下異なる組み合わせの入れ歯であることもあり、噛み合わせも一からつくるつもりで考えなければなりませんでした。
また、年齢と共に、骨も下がってくるので入れ歯の裏打ち等も必要になってきます。
今回は‘修理’にしたのですが、皆さん入れ歯を‘新しくつくる’場合、費用が心配ではないですか？
また、新しい歯医者で、新しい入れ歯を作っても、良く噛め、痛みもなく、審美的にもすばらしく、完璧に満足できる入れ歯が出来るかどうか、患者さんも心配な部分もあると思います。
ですので、まずは修理で費用も安く、機能的にも審美的にも気に入って使って頂けたらと思い、患者さんと話し合って、今回は修理することになったんです。
入れ歯の修理は２度目の来院時にさせていただきました。全部で１時間半かかりました。
そして数日後、1度調整にいらして頂きました。
一番問題だった、おしゃべりは楽になったとのことでした。
聞くと、左の奥が痛い、それを避けて反対側で舌を噛んでしまう事があるということでしたので、少し調整させていただきました。調整後‘快適です。いい具合。’と言ってにっこり笑ってくださいました。よかった～。
そして、また何か問題があれば調整に来て頂く事になりました。
入れ歯の修理後、痛みがある場合は外して調整に来てくださいとお伝えしましたが、Aさんは頑張り屋さんで、入れ歯を一生懸命使って慣れようとしてくださっていたそうです。
入れ歯を使って‘痛い’といことは何か構造的にも問題があるということですので、必要な調整をしてもらうようにして下さいね。
今回の患者さんは修理、調整に来て頂きましたが、新しく入れ歯を作らせていただいた患者さんもいらっしゃいます。
その方は、その後の調整もなく調子よく使って頂いてるとご報告も頂いております。
それから半年間入れ歯の具合が悪く、ずっと歯科通院されていた患者さんも、一度の調整で痛みがなくなった方もいらっしゃいます。
歯がなくなって入れ歯になってからも入れ歯の噛み合わせが悪いと、体にも影響が出る事があります。
ご自身の歯と噛み合わせ、御家族の歯と噛み合わせを大切にしてくださいね。
※自然歯科HP http://sizensika.sakura.ne.jp/
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