先日は入れ歯を入れて笑ったときに前歯が不揃いなのが気になるということで、新患さんが来院されました。




さて、入れ歯関連の話なのですが、こんな話があります。




中野で診療していた頃いらっしゃった患者さんで、グラグラだから抜きましょうと言われた一本の歯があったのですが、その歯が逆に入れ歯のバネを引っかけるのに役立ったというケースです。




また、入れ歯の構造に不調和があると、しゃべりにくかったり、発音がききとりにくくなったりすることもあります。入れ歯の調整後しゃべれるようになる人もいます。




一般的に入れ歯が安定するようにと敢えて残っている歯を抜いて総入れ歯を入れる場合もあるようですが、がんばっている歯を抜いてしまうと、体がバランスを崩して体調を悪くする方も中にはいらっしゃいます。


また、松山に来てからお見えになった患者さんですが、奥歯を抜いて入れ歯を入れてから反対側の手足がしびれるとおっしゃっている患者さんもいました。




今回お見えになった患者さんは、お洒落用に入れ歯をご使用されていたそうですが、入れ歯の下には残根と言って、頭の部分がなくなったような状態の歯が残ったままでした。




一見何の役にも立たなそうな残根の歯も、この患者さんにとってはなくてはならない歯です。


と言いますのも、普段入れ歯を外していらっしゃるので、その歯はそのままの状態が患者さんにとってのベストであり、食べ物をかみつぶすのにも大変役立ち、体を支えるのにもとっても重要な歯となっていたんです。




新しくできた入れ歯の前歯の並びも、患者さんは気に入ってくださったようでよかったです。


後は少し実際に使ってみていただき、調整が必要であれば調整させていただく予定です。




入れ歯も、体と調和した入れ歯であることが大切です。


入れ歯の前歯、奥歯にもそれぞれ役割があります。


また、残っている歯を安易に抜いたり削らないことも、とても大切だと思います。




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