先日、そうじをしていたら大事につつまれて保管されていた
賞状らしきものがでてきた。
タルト製造の許可証だ。「タルト」は愛媛の銘菓だが、
東京などの方は「一六タルト」がタルトだと思っているが
愛媛の人間から言わすと、ちゃんちゃら可笑しい。
←雑な表現ですいません\(゜□゜)/
愛媛県下に200ぐらいの菓子屋があり、愛媛県菓子工業組合
の許可をもらって作っているのだ。商標は菓子組合が有している。
新規に許可を得ることは難しいらしく、どこかがやめないと
認められないらしい。当店もきちんと許可をいただき、年会費を
納めて「タルト」を作っている。「タルト」の定義はきちんと
あるのだが、いまやハタダの「栗タルト」に代表されるように
様々なタルトがある←本当は「タルト」じゃないんですよ、厳密に言うと。
当店のある南予(なんよ)厳密には西予は昔から「白あん」が好まれた地域で
これに着色した「赤あん」が主流。だから、大手菓子企業、「あわしま堂」も
「赤あん」のタルトを作っている。←これも定義から言うと「タルト」ではない。
「こしあん」に「ゆずいり」 これがタルトであるはず。詳しいことはわからないので
また組合に確認してみますが。
しかし、地域ごとに味も大きさも入ってるものもあるのだから、香川の「うどんマップ」
みたいに「タルトまっぷ」作って、食べ比べで売り出したら?と思うのは三代目
だけでしょうか?
話は大きくそれましたが、写真にあるように昭和54年6月に許可を得ています。
三代目、2歳。初代の嶺義(祖父)が亡くなる半年前です。
最近、少しづつわかってきたというか、心にフタをしてたというか
あまり意識せず、むしろ反発すらしてきた、田村菓子舗三代目とか、
田村家の長男、跡取りということを少しづつ受け入れるようになってきた
気がします。創業昭和24年やから62年目ですかね~。このことの意味が
あまりわかってなかったけど、すごいんだね~。
でも、三代目、三代目と自分で言ってたんだから自覚してるんだよね~(笑
修行仲間のこの人は5代目だからね~。もっとすごいね~。
http://www2.ocn.ne.jp/~yubeshi/