2016年11月20日、国際派ダンスボーカル・ユニットPrizmaX(プリズマックス)が東京・新木場STUDIO COASTにてワンマンライブ「PrizmaX Level4 いつか この夜を思い出すだろう~Someday~」を開催しました。
海外映画撮影を終えた森崎ウィン君がグループに復帰してから初めて行ったワンマンライブでした。
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ちなみにPrizmaXとは、英語詞を含むポップスやロック、バラードなどをスタイリッシュなダンスパフォーマンスと共に歌うボーイズ・グループです。
メンバーは・・・
《2016年11月20日時点では5人組》
- ◆ 島田翼(パフォーマー/フランス人クォーター)
- ◆ 黒川ティム(ボーカル/アメリカ人ハーフ)
※初代リーダー。 - ◆ 森崎ウィン(ボーカル/ミャンマー人)
- ◆ 清水大樹(ラッパー/日本人)
- ◆ 福本有希(パフォーマー/日本人)
(左から翼、ティム、ウィン、大樹、有希)
上記インターナショナルな5人です。
ホリック(←ファン)は彼らのことを通称「プリズ」と呼んでいます。
2020年の3月に解散しましたが、オファーがあれば舞台や映画なども受け、幅広く活動をしておりました。
久しぶりに行う5人のライブを目前に、メンバーそれぞれに意気込みを聞きました。
今回のライブはは2部構成です。
第1部:
ショート・フィルムとライブを組み合わせのドラマ演出で、開演と共にステージ上の大型スクリーンに泉大智君(現在はDISH//、元カスタマイZ)が出演する映像が映し出されました。
通りすがりの女性(岡本あずさサン)に「東京の街を案内してほしい」と渋谷で声をかけられるところから始まります。
ドラマと相まってライブもスタートし、1曲目は「♪I want your love」。
出だしはハリウッド帰りの森崎ウィン君が1人で登場し、続いて島田翼君、福本有希君、黒川ティム君、清水大樹君が姿を見せ、続けて「♪抱きしめて行く」「♪Mysterious Eyes」を披露。
ショートフィルムはロケーションが切り替わり六本木へ・・・
出会ったばかりの男女(大智君とあずさサン)が酔っ払いに絡まれているところでティム君と有希君が映り、会場のホリックを驚かせます。
その後、ステージではお色直しをしたメンバーが現われ、神曲「♪OUR ZONE」を披露し、続くパワフルソング「♪Just Revolution」では、サビのパートでホリックたちも興奮しながら拳を大きくあげて合唱しました。
そしてスクリーンに映るラブストーリーとシンクするように「♪If you」、ウィン君とティム君によるハーモニーの「♪春空」が歌唱され、更にメロウなラブソング「♪Never」へとミディアム・テンポの曲が続きます。
物語では、デート中の男女が訪れた地で大樹君と翼君が現われ、声を掛けられるというシーンがあり、会場からどよめきが起こります。
その後、物語は一転し、男が女の前から突然いなくなってしまいます。
スクリーンにはウィン君が映り、ただならぬ様子に気付きます。
男は事情を書いた手紙を女に渡し、夢の島へ向かって去って行きました。
物語の行方を気にしつつ、ステージ上では切ないバラード「♪Without You」「♪Truth」が披露され、ホリックたちも喪失感を共有します。
女は男を追いかけて行き、プリズの歌が終わると、ついに夢の島で男を見つけます。
その時、男は数えきれないくらいの数のキャンドルに灯をともしていました。
再会した二人は寝そべって夜空を見上げ “THE END” となりますが、そのラストシーンに合わせてプリズのメンバーもキャンドルを持って現れ、新曲「♪Someday」を初披露しました。
感動しますよね?
厳かで清らかで優しいミドルチューンです。
この物語のテーマソングでもあり、第1部のライブのラストソングとなりました。
ティザー映像で「♪Someday」の音源を聴くことが出来ますので、お借りしてリンクを貼っておきます。
物語のイメージと余韻に触れることができます。
ティザー映像
第2部:
休憩時間に第1部のショートフィルムの裏設定が明らかになる映像が流れ、プリズのメンバーがライブ会場に向かおうとしたところでバーチャルからリアルに切り替わり、メンバーが会場のバルコニーから現れて第2部の幕が開きました。
ビックリしますよね?
映像の5人がそのまま駆け付けたカンジで「♪Three Things」なんですよ!
「♪FANTASISTA」「♪Ready」「♪Sing it!」といった元気いっぱいのポップスが続き、ロックな「♪REBORN」とつなげ、気分アゲアゲでファンク・チューンの「♪UP<UPBEAT」まで来ると、楽譜を飛び越えて(←壊れちゃって)、ティム君とウィン君のフェイク合戦となり、彼らに過剰に煽られてホリックも大爆発しました。
ダンサーパートで写真加工アプリ「SNOW」による自写動画が映し出され、益々ボルテージは上がり、ホリックも全員踊れる「♪Pleasure」で会場が同じ動きで一体となり、クラブにいるようなパーティ・タイムに酔いました。
最後の締め曲は厳かに第1部と同じく新曲の「♪Someday」です。
何度聞いても心が洗われる名曲です。
このようにメンバーの誰かが言ってましたが、第2部は第1部に対する長めのアンコールと言った感じで、サービス感がマックスでした。
おつかれさまでした。
【セットリスト】
<第1部>
01. I want your love
02. 抱きしめて行く
03. Mysterious Eyes
04. OUR ZONE
05. Just Revolution
06. If you
07. 春空
08. Never
09. Without You
10. Truth
<第2部>
11. Someday
12. Three Things
13. FANTASISTA
14. Let’s prove it!!
15. Ready
16. Sing it!
17. REBORN
18. UP<UPBEAT
19. Pleasure
20. Someday
Level4では、ウィン君よりホリックに向けて帰国後のごあいさつがありました。
「1曲目も出るのが怖くて・・・ もう正直・・・、でも、出て、みんなの顔を見て、やっぱり僕のホームはココなんだな!って思いました、ライブしながら、ずっと。プリマックスあっての森崎ウィンだから、離れたりしないし、ここいるホリック1人1人がいる限りPrizmaXはなくならないので、末永く僕らをよろしくお願いします!」というものでした。
何だか・・涙が出てくる。
結局 “末永く”にはなりませんでしたが、当時の彼の本当の気持ちには違いありません。
他のメンバーも同じです。
そう思うと、今となってはLevel4のタイトル《いつか この夜を思い出すだろう~Someday~》がより意味深く感じてなりません。
ショート・フィルムの男女が語っていました、「いつかはどうせ失ってしまうのかも知れない。失ったことにすら、気付かないのかも知れない。それでも私は、僕は・・・いつかこの夜を思い出すだろう」と。
東京タワーを見る度に思い出すLevel4・・・
Someday という言葉には「いつか、きっと」という気持ちが溢れそうなくらいに詰まっている。
A Perfect Day for PrizmaX
Someday フルMV