幼い頃から生き物に興味を持ち・・・気が付けば身の回りの小さな生き物たちと共に過ごす日々を送っていた。
この地球には無数の生き物が存在していて、それぞれが互いに干渉し合って生きているのだ。
この無数の生物たちも誕生時点では同じモノだったはずなのだが、ここまでの時間の流れの中でその姿を多種多様に変化し続け、そしてこれからも変わり続けていくに違いないのだ・・・
なぜ?と繰り返す問いの中で、この小さな生物たちは大きな世界で生きていることに思い至る・・・
生存競争というが、全部の生き物が個々それぞれ己が種の繁栄と生存をかけて・・・というのはどうも得心がいかない。
こういう言い方が良いのかわからないが、生命が誕生したその時から一貫して揺るぎない信念があるのではないかと思えてならない。
おそらく・・・最初に誕生したときからゴールを思い描いていたとしたら、それは我々人類が思い描くゴールと同じ感覚で導き出されたに違いなく、それは全ての生き物共通の目的地のように思えるのだ・・・
バカげているだろうか?
全ての命あるものが同じ目的地を目指して生きていると思うことが、自然だと思えてならない私は・・・おかしいのだろうか?
安心安全で不安のない世界・・・楽園と言ったり、極楽浄土と呼んだりする世界と同じだろうか?
この世にあって、まだ発見されていない全ての法則を解明し、自由自在に扱えるようになることで、不可能も可能になるに違いなく、ようやくそれは実現されるはずなのだ。
人間は知能で様々な法則を解明している、だが生命はもっと以前から進化の過程で法則を解明しその身に体現してきているのだ。
目的地が同じならそれもうなづける。
なんというか・・・そう思って眺めてみれば、同じ世界を夢見て頑張り続ける彼らを、愛おしい同胞として応援したくなる。