2023/9/1
鴨川から帰宅した翌日、今度は重粒子線の適用確認のためQ病院に向かった。
鴨川よりは近いが、渋滞に巻き込まれる可能性が高い路程であり、朝早くに出発することにした。
鴨川行きも、Q病院行きも快晴で、雨だったらきっと滅入っただろうな、良かったな、と思いながらハンドルを握った。
因みに、T先生は左肺の腫瘍のサイズ、進行状況、位置から見て重粒子線治療は好ましくないという意見であった。治療効果より、健常機能の棄損のほうが大きいという判断。
右肺の制御を優先することが最善であり、そのためには左肺のダメージは極力避けるべきだということだった。
つまり時間差治療だ。
現病院から左肺に重粒子線を当てるという提案があったとき、主治医に左右で時間差をつけて治療は出来ないのですか?と聞いたら、出来ないという回答だったが、T先生は「そんなことはない」と即座に否定した。
こうした状況下でのQ病院訪問となった。
Q病院到着時、学校みたいだな、と感じた。
実際問題として、Q病院は病院という名はついているものの患者さんの数は極めて少ない。
待合室は広いが、10時の到着時には誰もいなかった。
重粒子線治療は2022年に保険適用の範囲が広がったが、先進医療に位置づけられ、場合によっては費用が300万円以上掛かる。
普通に考えたら簡単に支出出来るものではないが、幸いなことに家内の場合、保険で先進医療特約をつけていたこともあり、費用の心配はない。
こんなことになるとは夢にも思っていなかったが、掛けておいて本当に良かった。
先進医療特約は掛け金も小さいものであり、付けていない方がおられるのであれば絶対につけておいたほうが良いと思う。
無論、民間療法には使えない。保険適用が認められる病院の治療に限ってのものとなる。
話が脱線した。
Q病院での診断結果はT先生の治療方針を支持する、というものだった。
左肺の腫瘍に対して適用出来るか、という確認が目的だったが、右肺の状況も確認してくれた。(左肺の適用は可能という回答だった)
現病院で撮った5mmスライスの写真を見ながらの診断であった。
写真を見ながら説明してくれたが、そこでわたしにとっては衝撃的な一言があった。
それは、現病院は右肺の写真は4cm大の腫瘍がある下葉は1mmスライスで撮っているが、上葉と中葉は5mmスライスでしか撮っていないということだった。
何故、こんな検査の仕方をしているのか、全体を1mmスライスで検査していれば7つもあることが早々に分かったのではないか?理解に苦しむ。。
医師ではないので何かしらの理由があるのか分からないが、こと検査という意味では現病院の方針、というかガイドラインがおかしいのではないかとさえ思う。
こんなことなら抗がん剤での治療を早く始めたほうが良かったのに、とさえ思えた。
改めてだが、Q病院の医師はT先生の治療方針を支持する、と言っていると書いた。
重粒子線は今やらなくても右肺の腫瘍を制御してからのほうがいい、という見解だ。
実はQ病院には診察予定時間の1時間ほど前に到着した。近隣のスタバで家内とお茶をする予定としていたが、この時間を使って現病院に電話をかけ、鴨川での検査で新たに腫瘍が見つかったこと、腫瘍が大きくなってきていること、治療提案についても伝えるつもりだった。
9/5に術前検査が入っており、そこで主治医とセカンドオピニオンの結果を話し合うことにしていたが、後手後手に回っている現状をなんとかしたかったのだ。
主治医は診察に入っており、看護師に時間をかけて説明。9/5にゼロベースで話をするより余程良いと思って連絡している、と伝えた。
看護師から主治医へ連絡が行き、主治医からT先生のお手紙を今日中に持って来られないかと聞かれている、という看護師の電話が折り返し家内にかかってきた。
お手紙は自宅ですよね?と聞かれたが、こんなこともあろうかと持ってきている、Q病院での診察が終わったらすぐに持っていく、と伝えた。
Q病院から取って返し、現病院にT先生のお手紙とQ病院医師のお手紙を持っていった。外来受付で渡したあと、病院近くで昼御飯を食べて帰宅した。
夕刻、主治医から家内に電話があり、手術、術前検査の中止と改めて治療方針について打ち合わせをしたい、という連絡があった。
9/5には主治医との話し合い以外にも現病院内のサルコーマセンターから説明も受けることになっているが、正直モヤモヤしている。転院すべきではないか、という考えが頭の中をグルグルしているからだ。
なぜかというと、鴨川でT先生に病院内にサルコーマセンターがあり、そこと話しをすることになっていると伝えたところ、「現病院のことは知らないけど、サルコーマセンターというのは整形外科の中にあることが多いです。トップが整形外科の先生なんですね」ということだった。(つまり肉腫の専門ではない、ということ?)
「なんで整形外科⁉」
調べてみたら、正にそのとおりだった。
T先生恐るべしである。