いきなりSWオタク全開で始めてしまった…読者付くのかな…いやだってあれやりたかったんだもん。
一応自分の現在をSW風に語ってみました。もちろんフィクションで人を殺してもないし放火もしてません←あたりまえ体操

母親が鬱病だったことが発覚し、精神科医か臨床心理士を目指そうと決意したのが高1の頃。この時期、都大会に出るくらいにはテニスが強く、同期ではエースだったのに2度の大怪我で人生初めて挫折を経験する(中高一貫の超難関私立男子校に通ってました)。高2からは医学部を目指し、理数系の勉強を始めますが壊滅的にセンスがなくまた挫折。高3の体育祭前の冬休み、春休みでみんなが200時間勉強達成する中で自分は100ちょいくらいしかできない。数学が本当に進まない。
今思えば基礎固めしろと言われ従順に1A2Bの基礎しかやらなかったのがいけなかった気がします。難しい問題を見て解き方を理解する、苦手な3Cをコツコツやるべきだった。敵を知り、対策を立てる王道を見失い、周りに合わせてしかいなかった。
そして高3になり体育祭、この2ヶ月は勉強どころではない。騎馬戦のリーダーに任命された僕は走り込みを免除してもらう代わりにひたすら筋トレに打ち込み、作成会議に明け暮れた。だが前の年まで騎馬戦は赤が2連覇していた。中学生全員でやる騎馬戦は勢力図が変わりづらく、練習は1週間しかないので正直スペック頼み。練習で埋まる差ではなかった。でもそれを言っても始まらないので、新しい戦法を考えた。陣形は一瞬で崩れて意味がないので、1対1の戦い方を研究した。柔道部だった部下の考案で、脇下に潜り込んで相手の体をホールドし浮かせ、突っ込んだ勢いで振り落とすという苦肉の策が生まれた。
しかし、修羅場を経験してきた二年三年はまだしも、一年は騎馬を組み続けることすら難儀でとても作戦どころではなかった。騎手の闘争心に任せるしかなかった。
体育祭練習期間が始まると、まず色別集会っていうのがあって、各色の全団員をそれぞれ狭いスペースに押し込める。うちは剣道場だから竹刀ひびくし高3ちけーし一番怖いほうだったと思う。だって高3が4限後の中学生の廊下行ってメガホンぶっ叩いて走れコラァ!!とか騒いでんだもん笑
俺は一応偉いほうではあったから剣道場で待ち構えてて、メガホンぶん投げて走れコラァ‼︎と中高6年間一回も切れなかった分怒鳴ってやりましたよ笑
で、しばらくそれをやった後全員来たらまず黙らせる。そして四役という色のトップたち(長ラン、法被にチンギースハーンなどやりたい放題)竹刀を叩きながら下駄を履いてが演説を始める。いかに体育祭は激しいものか、今のお前たちでは優勝するどころか怪我をする、だが優勝した時の喜びがいかほどのものか、熱く語る。(よく忘れるやつがいて笑をこらえるのに必死だった)そして最後に「気合入れてこい、いいか!」で締める。中1は元気にはい!とか答える。ここで団長ブチ切れ。「返事は押忍だろ!」「はい!」「だから押忍だっつってんだろ!」「おす!」「は?聞こえねえ。もう一回」を3回ほど繰り返す。理不尽極まりない笑
中2中3は押忍って知ってんのに中1が虐められるの見たいからテキトーにしかいわない。笑 まあ中2中3が一番クズだからね笑
でまあ高3はほぼ全員演説する。
俺は各学年まわんなきゃいけなかったから大変だったけど、中1担当怖いやついなくて怖がらせ担だったし、中2はまだしも中3ともなるとやる気に満ち溢れてるからお前らが引っ張っていくんだ、頼んだぞともはや激励笑
で、こっから中間までは落ちつかずに勉強と作戦会議、中間終わったら怒涛の1週間を迎えるのです。応援歌をひたすら覚えされる土日、いずれも最後にはシメという、イベントがありましてこれがまたすごい。
1つの教室、しかも後ろ半分机で固められ、前には怖い高3たちがどかんと座っている極限状態で、人学年3グループずつに分けて真ん中に出て応援の型を披露する。中学生はまずブチ切れられる。中1>中2>中3の順で切れられる回数は減るが中3が終わったらまわりの中1に突っ掛かり「終わったからってサボってんじゃねーよもう一回最初からやれ」とまさかのループ突入!!中学生は死にそうだし高12は笑いを必死にこらえる。前の高3はブチ切れた空気を必死に出す。怒鳴る。「もっと前こいよ後ろ詰まってんだよ」「そんな俺に近くてまともに型切れんのか?俺を殴りてえか?」理不尽極まりねえ(多分こんくらいは普通に言ってた笑

で、それが2時間くらいで終わったらアイスと余興で一旦甘やかす。ここらへんで団結感がだいぶ出てくる。

次の日から地獄の競技練が5日続く。騎馬戦は本当に怪我人多くて常に保健室に連れてった。野戦病院だったまじで。
最終日に一番強い騎とやるイベントがあるんだけど心棒っていうポジションが騎馬の先頭で俺はもちろんそこなんだけど中3で一番強いやつが180あって笑、175の重戦車だった俺は力では負けなかったんだけど最初の激突で肩で目殴られて負傷退場…
結局本番も競技以外眼帯で出てまあ惨めだったこと
迎えた本番は騎馬戦ボロ負けで流れを取られ総合3位
高3競技はまさかの中止
俺の出番はなかった。戦犯としか言いようがなかった。
部下はみんな泣いてた。俺は優秀な部下を持てたのにリーダーシップ取れなさすぎたし作戦もうまくいかなかったし情けなかった。悔しい99情け無い99絶望100って感じだった。普通泣くはずなのに全く涙が出てこない。部活の引退試合でもそうだった。なんとなく自分の感情の出し方が他人と違うと感じ始めたきっかけというか、ほぼ確信に変わった。

体育祭が終わり、みんな充実感と疲労感を得て頭を剃り、受験勉強を一斉に本格化させる。ここでも出遅れた。体育祭でイマイチ燃え尽きれなかったからか、勉強に身が入らない。ちなみに、高3になるときに医学部受験を諦め、文転した。高2で授業レベルの化学ができなくなっていたことに絶望し、苦手な数学、未習が多すぎる生物(しかも担任だった教師が妊娠して教師変更で不安しかない。てか普通この時期に子作りするか普通⁉︎)と3つの爆弾を抱えていることに気付いたからだ。いくら駿台で70を切ったことがない英語でもカバーしきれん。そう思って得意な現代文(実はこれも落とし穴)、未習は多いが好きな世界史、で勝負することにした。志望は京大教育。河合隼雄の息子がいたはず。日本の心理学研究ではトップ。化学の教師に「お前ならいける」と励まされたのは有難かったが、いまいち信じられず、国語の教師がまたカウンセラー出来るよってくらい含蓄のある方で、「よく考え抜いた。その決断を尊重する」ってものすごく深みのある低い美声(CDだしちゃうくらいの実力)で言われて、またスクールカウンセラーに「君には才能がある」と言われ決断。京大英語の権威である刀禰さんの授業を受けに河合新宿へ(実はこの校舎私文志望の意識低い浪人が圧倒的多数で自習室は使い物にならないし雰囲気もよくなかった)。
この人の授業は怖いけど本当に為になった。毎週新宿と大阪の現役浪人の答案をすべて採点していたらしい。新幹線で往復して。採点だけじゃなくどこが間違ってるとかここは素晴らしいとかまで書いてくれて、本当に凄い人だと思った。倒れないか心配である。本当に河合塾の宝だからもっといたわれよ笑
彼のおかげで本番京大英語なんと7割越え
合格者平均が6割ぐらいなので大健闘
ほんとに刀禰さんの現役の授業は伸びます。
ただ問題だったのは他の教科。数学は苦手だからと自習に走り、簡単な問題集を5周するだけで終わり、応用力はつかないまま。古文はちょこちょこやったけど文法単語が固まったのはほんとに直前、25カ年を解きまくってから。漢文はセンターだけだったから手を抜き、結果センター安定せず。しかもその年は古文激ムズで漢文易しかったから現代文以外でセンター失点。現代文は2年続けて鬼。
世界史は学校を信頼してたらまあ遅い、結局オスマントルコ吹っ飛ばしてた。マジで。流れが分かってなかったから知識入れるのに苦労し、京大の世界史は現役でも稼ぎどころなのに(論述がヘボい、教科書まとめれば書ける)のに、世界史の心配をし続け結果が出てみれば70。普通に取れてたから心配する必要なかったし高3からでも駿台行ってたら多分90は取れた。

センターは化学の易化に助けられ80点(同級生は満点続出だったことからお察し)で切り抜け、740とかいう東大なら足切りレベル、京大でも不利な方。
でも現役はまず特攻します笑

で、本番。前泊の宿を生協で取ったため、京大生が相談に乗ってくれた。一目惚れ。
京大受験仲間には何バカなこと言ってんだよ集中しろとからかわれましたが、自分はモチベmaxな状態で入試に臨みました。しかし連れてきた親のいびきで二日とも不眠気味で深夜テンションに近かった。
そのため、国語は現代文ムズすぎ古文簡単すぎでまずミス。47/150.数学は1番が簡単そうだったので引っ掛けだと疑い手をつけない。確率で計算ミスをやらかしハデに死亡。なんと30/150.30点差で落ちたから数学で落ちたようなもんです。皮肉にも初日で勝負が決まってた。
二日目、後がないと英語も社会も書きまくる。結果、110/150と70/100
両方とも合格者平均➕10ぐらいだし英語は200換算なので数学で3完とは言わずとも1完3半で十分合格できた。

受験シーズンを通してのメンタルに問題があったと思います。数学やらなきゃだけど英語落ちるの怖いから英語やる。とにかく不安との戦い。京大志望者に友達はいないし、勉強場所も固定できない。

浪人してからもそれは変わらず、どうせならここで、医学部受けるとかしてたらまだ変化の可能性があったけど、勇気が出ず。
予備校の雰囲気にも耐えきれず1ヶ月で宅浪に変更。もちろん上手くいかず鬱に。
夏休み全く勉強しなかった。
でもさすがにやばいと思い、9月から予備校に復帰。ここで現実的な判断を下し、今からやっても東京一橋は落ちる可能性が高い。二浪は精神壊れるから絶対避けたい。
そこで私立に絞って勉強し、国立はワンチャン程度で考えることにした。
と言っても私立の英語は楽、国語はできの悪いセンター、世界史は基本8割+クソ細かいの2割で感じ。大体私文は東進のクソ細かいのばっか覚えようとします。楽だから。でも、基本ダメだったり他の科目ダメだとまず落ちます。

で二年目の入試は必要以上に緊張したけど、第一志望は英語激ムズ、国語世界史激簡単というなんとも俺好みの出題で、受かりました。

なんか高校時代思い出したら懐かしくてダラダラ書き連ねてしまってごめんなさい。こんな調子で行くと思います。コメントいただけたら泣いて喜びます。アドバイスできることは受験ぐらいなので質問あったらいくらでも答えます。
ー前日譚PARTⅠ終了ー