死ぬのが怖くて眠れない。
意味の無いことだということは理解している。
死というのは平等に訪れる。どう足掻いても訪れる。
だから考えても仕方ない。死ぬ時は死ぬ。
全てわかっている事だ
でも怖くなる
生き返る保険というものがあれば、全然怖くないのだ。本当に輪廻転生がこんなにも怖がらなくて済む。でもそんなことあるわけが無い。輪廻転生とは死への恐怖を和らげるために人間が作ったものに過ぎないと考えているからだ。
きっと跡形もなく消えることへの恐れを減らすためのものにすぎない。
だから怖い。生きるという事がきれいさっぱり無くなってしまうから。
正直、一生生きていたい。
しんどいことは信じられないくらいあるだろうが、生きていればどうとでもなる。死があるからこそ輝くものもあるだろう。というか大半がそうなのだろう。食事から思い出まで、ありとあらゆるものに限りがあるからたった1秒が輝いて見えるのだろう。だけれど、生きていたい
人生長く生きれば怖くなくなるのではないかと思い、祖父に死ぬのは怖いかと尋ねたら、怖いと返答がきた。絶望した。
この恐怖は一生無くならないのだと。
死は平等に訪れる。
だからこそ今は死に向き合わなければいけない。
そして死を受けいれた時、人としてまたひとつ階段を登れるする。そんな気がする。
そしてまた世界が変わる。そんな気がする。