寛太座長の涙 | 劇団岬一家みんなのDODODO

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下町かぶき組 劇団岬一家
座長 岬寛太と劇団員みんなで更新。
劇団岬一家を応援してくださる方へのブログです。
岬一家専属スタッフキャベツ寛太郎も!

今日も読んでいただき

ありがとうございます

感謝しています ^ ^

 

今日一日皆さんが

少しでも笑顔でありますように ^ ^

 

こんにちは。。。

キャベツ寛太郎です ^ ^

 

 

2~3年ほど前だったと思います ^ ^

岬一家が和歌山の新吉宗劇場さんで

公演した時のお話です。。。

 

 

それまで劇団岬一家は

関西方面での公演経験が

ありませんでした。。。

 

 

はじめての関西での公演。。。

寛太座長はこれまでの

芸歴や経験がある中でも

大きな不安を抱えての公演でした。

 

 

その不安の原因と言うのは

岬寛太の一番の武器

“古典舞踊”です。

 

 

寛太座長は吉三寿(きちさんじゅ)流

家元の次男

2歳からお母様の指導の下

古典舞踊をはじめていました。

 

 

しかし大衆演劇の踊りと言うのは

寛太座長のやってきた事とは

まったくの正反対。

 

 

ちなみに古典舞踊は長いものですと

1曲40分とかざらにあります。

大衆演劇の舞台で、そんなに長い事

踊って、喜んで見てくださる方が

果たして何割いるでしょうか??

 

 

大衆演劇の踊りはどちらかと言うと

派手なイメージがあり

個性やパフォーマンスが重視される

傾向にあるのかなと思います。

 

これはボクの極論なんですが

上手い踊りだけを見たかったら

「歌舞伎を見に行って下さい♪」

となってしまいます(汗)

 

もちろん中にはきちんと踊りを

学ばれてる役者さんも

たくさんいらっしゃると思います ^ ^

自分をしっかり持って

踊りパフォーマンスをされている

役者さんは本当にかっこいいですよね ^ ^

 

 

また関西九州方面は

これはあくまでも

ボクの感覚ですよ(^_^;)

こう「大衆演劇の本場」のような

イメージがあり、お客様も舞台を

見慣れているような印象で

好き嫌いもはっきりしているのかな??

という感じがあります ^ ^

 

そんな印象を寛太座長も

持っていたのかもしれませんね。。。

 

 

^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^

 

余談ですが(諸説あります)

元々大衆演劇と言うのは

歌舞伎と同じく江戸時代から

あるもので、きちんとした歴史も

あるんです。

当時歌舞伎は裕福な人達が娯楽として

見ていたもので、一般の市民たちには

パッと手の届くものではなかったそうです。

 

 

そこで

「もっとたくさんの人に

お芝居を見てもらいたい」

そう思った役者が集まって作ったのが

大衆向けに料金もおさえられた

“大衆演劇”なんです。

 

 

大衆演劇は文字通り

大衆向けに、リーズナブルで

役者とお客様の距離が近く

芝居好きにとっては

たまらない物でした。

 

 

今で言う「会えるアイドル」的な

発想ですかね ^ ^

 

 

また歌舞伎から大衆演劇にきた

役者にとっては

伝統や型に囚われることなく

自由に自分をアピールできる

場でもありました。

 

 

その時代の繰り返しで

今もたくさんの劇団さんが

あるんではないでしょうか。。。

 

 

個性や自分達のパフォーマンス

そう言った物も皆さんに

お届けして喜んでいただく

これが大衆演劇の一つのスタイルだと

ボクは感じています。

 

^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^

 

話は戻りますが。。。

寛太座長のやってきたことは

まったくの正反対。。。

果たしてそこで自分の古典舞踊が

受け入れられるのかと本当に悩んで

寛太座長の中では関西方面に行く時は

「古典舞踊は封印しようかな」と

真剣に考えたと聞いています。

 

 

ですがご友人などに相談した結果

関西に行っても

受け入れられないかも

しれないけど、古典を

自分の一番の武器の

古典舞踊をやって行こうと

心に決めたそうです。

 

 

そんな和歌山新吉宗劇場千秋楽。

 

 

この日はボクも劇場にいました。

お芝居が終わってからの

座長の口上挨拶。

これまでの自分の抱えていた不安や思い

自分は関西では受け入れて

もらえないんじゃないかと思いながらの公演。

それを口上で寛太座長はお客様に

お伝えしたんです。

 

 

何故そんなことを

座長が言ったかと言うと

 

 

その月は歴代に並ぶ大入りの数

岬寛太は関西でも受け入れてもらい

たくさんのお客様に来ていただける

ことができました。

 

 

そのお礼も含めどうしても

お伝えしたく口上で

お話ししたそうです。

 

 

 

今でも鮮明に覚えています。

いつも通り口上あいさつをしていた座長。。。

急に言葉がつまり。。。

 

 

「あれッ?」と思いボクは舞台をみました。

 

 

しばしの沈黙があり

客席からもすすりなく声が

聞こえてきました。。。

 

 

それまでの不安から解放され

安心したのでしょうか??

舞台を見ると、寛太座長は

「本当にありがとうございました」と

言葉にならないくらい声を

震わせながら口上を続けていました。

 

 

もしかしたら今

読んでくださっている方の中にも

この場にいらした方も

いらっしゃるんではないでしょうか??

 

 

客席はなんとも言えない

あたたかさと感動でいっぱいでした。。。

 

 

大衆演劇は役者との距離が近い。

近いと言うのは

一番前に座っているから

近いと言うことだけでは

ないように思いました。

 

 

 

それにしても

こんな座長がいるでしょうか??

舞台で、口上で人目もはばからず

涙を流す。。。

なんかかっこいいじゃないですか ^ ^

「舞台でみっともない」そう思う方も

賛否もあって当然です。

 

 

でも今この時代に、ネットで

あることないこと言われるようなこんな時代に

ウソ偽りなく自分の気持ちをさらけ出せる。

それがなんかかっこいいじゃないですか ^ ^

 

 

もしこの日に来たお客さんが

個人のブログで

「あそこの座長なんかいい歳して

号泣してみっともなかった」

書いていたらどうでしょう??

寛太座長を知らない人は

どんな印象を持つでしょうか??

 

 

 

 

そんなことを一切気にせず

 

本気で取り組んだ初の関西。。。

 

和歌山新吉宗劇場でのお話しでした ^ ^

 

 

 

どうぞ皆さま

お近くに来た時は是非

一度でもいいので劇場に

岬寛太に会いに行ってみて下さい ^ ^

 

 

 

と、ボクは寛太座長のハードルを

上げるだけ上げて本人に

プレッシャーをかけるのでした(笑)

めでたし めでたし。。。 ^ ^

 

 

=================================

 

そんな8月の劇団岬一家の公演は♪

 

山桜桃の湯 桃の湯劇場

8/1(火)~8/30(水)

昼13:00~15:30

夜20:00~21:00

 

〒021-0041

岩手県一関市赤荻字笹谷393-6

0191-33-1118

 

になります ^ ^

 

これは寛太座長から聞き出した

極秘情報ですのでナイショですよ(笑)

 

8月は新作の舞踊を作るそうです!

 

どうぞお楽しみに~♪♪♪

ナイショですけどね(笑)

是非遊びに行ってみて下さい☆

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それでわぁ~

キャベツ寛太郎の写真館♪

終演後みんなで仲良く舞台で

その日の衣装をたたんでいる所です ^ ^

黒いジャージで頭に白いタオルを

巻いているのが寛太座長です。

 

 

以上キャベツ寛太郎の写真館でしたぁ~♪

 

 

 

^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^

 

 

それでは今日はこのへんで

最後まで読んでいただき

ありがとうございます ^ ^

 

今日もこうして読んで

いただけたことに感謝しています

また次回お会いしましょう ^ ^

 

 

キャベツ寛太郎でした ^ ^

 

 

^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^

 

 

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