「昔はさ、足袋が合わなくて
お衣装さんに変えて下さいってお願いしたら
『生意気な!足を足袋に合わせろ!』って言われたり。。。」
-寛太 体験談-
今日も読んでいただき
ありがとうございます
感謝しています ^ ^
今日一日皆さんが
少しでも笑顔でありますように ^ ^
こんにちは。。。
キャベツ寛太郎です ^ ^
「役者の今と昔」
きっとタイトルをつけるなら
こんな感じですね。。。 ^ ^
大衆演劇と言うのは
基本は日替わり公演で、
昼夜の間や終演後に
翌日のお稽古をしたり
衣装などの仕込をします。
家族劇団で全国を回られている
劇団さんはそこまでお稽古は
しないと思いますが。。。
下町かぶき組さんの場合は、
もちろん固定メンバーもいるんですが。。。
その月によってメンバーが変わる事も多く、
その都度お稽古をするスタイルなんですね。
ボクも寛太座長の所で
お稽古の様子を見させていただく
ことがあるんですが。。。
基本一晩で翌日の
セリフと踊りを覚え、本番を迎える。
いつも見ていて思うんですが、
「これ慣れていないとちょっと大変だろうな」
というのがボクの率直な感想です。
ちなみに明治座や新歌舞伎座などの
「商業演劇」や、自分たちで
劇場を借りチケットを売る
「小劇場」ですと、
だいたい1ヶ月~1ヶ月半くらいの
お稽古で本番になるのが一般的です。
確かに商業演劇や小劇場。
公演時間も長かったり、
凝った舞台装置もあり別物かも
しれませんが、
比べていただけると
わかりやすいかと思います。 ^ ^
大衆演劇のお稽古期間は一晩。。。
特に主役クラスの人はセリフの量も
多いですし、舞踊ショーも、
だいたい1時間のショーで
13、14本、曲があるんですが、
多い人は6~8本出ることもあります。
ここで大変になってくるのが若手。
若手は覚えることも
たくさんありますし、
慣れるまではお稽古に
ついて行くのもやっと。。。
お稽古は色々なスタイルがあります。
昔は(今でもこれが普通の所もあります)
踊りや立ち回り(殺陣)は、
座長さんや振付をしてくださる方が
一回か良くて二回やって
終わりだったんですね。。。
テレビなどで見たこと
ありませんか??
「見て覚えろ」と言うやつです。
当時はどこも劇団員、若手も多く、
舞台に出れる日もあれば、
裏方だけで一日が終わって
しまう日もあったそうです。。。
つまり毎日がオーディション!
そこで覚えられない役者は
次の日舞台に出して
もらえなかったんですね。(^_^;)
ですから覚える側は必死なわけです。
覚えなきゃ舞台に
出してもらえない=主役なんか到底
いただけるはずがなかったんです。
こんな舞台裏を知ると、
舞台と言うのは本当に
シビアで神聖で、真剣に取り組む
ものだとわかります。
ですが今は便利な時代になり、
またそれが許される時代になりました。。。
それは踊りなど
その場で覚えられなかったら、
スマホで動画を撮るということです。
果たしてこれが良いのか?悪いのか?
と言うのも、
数年前まではスマホは
ありませんでした。。。
ではどうしていたか??
兎に角覚えるしかなかったんです。
それを繰り返すことによって
役者としてのレベルも
上がりますし、
何かの時に対応する力が
ついていくんだとボクは
思います。 ^ ^
ここは非常に難しい所です。
それがいけないと言うことでも
ないんですが。。。
座長さんや踊りの
振付をする側からすれば、
「本番で間違えるよりはマシ」
と捉えるのか??
それとも本番で多少恥をかいても
役者のレベルをあげる為の
「成長に焦点をおくのか??」
おそらく後者の方が多い気はしますが、
ここって非常に難しい所ですよね(^_^;)
何故かと言うと、
“若手は覚えようと稽古動画を撮る”
“先輩は見て覚えた方が成長に繋がる”
と思っているからです。。。
これを聞いてどう思われますか??
これってそれぞれの立場になって
考えれば、どちらも正しい意見を
言っているんですよね。 ^ ^
単純に年齢やキャリア、
活動してきた時代がちょっと
違うだけで、目指している所は
同じなんです ^ ^
「明日少しでもいい舞台を、
来ていただいたお客様に届けたい。」
と目指している所は
同じなんですよね ^ ^
どちらも正しい意見、
どちらの考えでも
明日幕は上がるんです。。。
これっておそらく、
役者さんの世界だけではなく、
会社や学校でも形は違えど
同じようなことは起きているんじゃ
ないかなって思うんですよね。。。 ^ ^
^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^
以前寛太座長と
何気なくした会話です。。。 ^ ^
「昔はさ、足袋が合わなくて
お衣装さんに変えて下さいってお願いしたら
『生意気な!足を足袋に合わせろ!』って言われたり
かつらを合わせにいったら
『頭をかつらに合わせろ』なんて言われてたなぁ~(笑)」
「今はさ、本当にありがたいことに
お願いすると『はぁ~い、どうぞぉ♪』と
直ぐに変えていただける ^ ^」
「そういえばお稽古場に向かうのも
今とはまったく違うかなぁ。。。
昔は着物でお稽古場に向かって。
手には風呂敷、中には
手拭いに包んだ扇子二本。
これを持って通ってたからなぁ~
今はラフな格好で
お稽古場についてから着替える。
かばんも皆んなそれぞれじゃないですか。。。」
これも時代なのかなぁ~
とこんなことを言っていました。
芸能界も時代と共に変わって行く
こともあるんですね。。。 ^ ^
以前歌舞伎のドキュメント番組で
確か市川團十郎さんだったと
思うんですが、
違ってたらごめんなさい。
こんなことを仰っていました。
「変わらなくてはいけないもの。
変えてはいけないもの。」
今の歌舞伎がまさにって感じです。
「ワンピース歌舞伎」ってご存じですか??
人気アニメ ワンピースを
歌舞伎にしたものです♪
これってまさに
「変わらなくてはいけないもの。
変えてはいけないもの」ですよね ^ ^
基本的な、伝統やある種の
型のような大切な部分は変えずに、
その時代にあった物は
時代に合わせ変えて行く。。。
こうすることで、またさらに
その時代を生きていけるような
斬新な作品やスタイルに
なって行くのかなと思います ^ ^
これも日本人の心
「おもてなしの精神」
ですねきっと ^ ^
こうして時代の変化に気づき、
柔軟に合わせて行く。。。
これからもっとこういった
役者さんも増えて行くのかなと ^ ^
寛太座長も
ちょっとあなたと離れている間
ちょっとでも笑顔にしたいと
色々と準備中です ^ ^
一度に全部はできませんが、
楽しみにしていてくださいね ^ ^
それでわぁ~
すっかり長くなってしまいましたが
キャベツ寛太郎の写真館♪
寛太座長の笑顔がとっても
自然で素敵だったので ^ ^
以上キャベツ寛太郎の写真館でしたぁ~♪
それでは今日はこのへんで
最後まで読んでいただき
ありがとうございます ^ ^
今日もこうして読んで
いただけたことに感謝しています
また次回お会いしましょう ^ ^
キャベツ寛太郎でした ^ ^
^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^
以前 寛太座長から
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