損した気分になりにくい読書59損した気分になりにくい読書 ムベンベを追った高野秀行や宮田珠己のエッセイ力、聖の青春など、ガツンと世界に連れて行かれた経験は映画よりも没入感が強く他に例えるものがない 図鑑に夢中になっている子供に憧れる あれはこうでこれはそうなんだなと感じられると幸せだろうな。一方映画はなぜか損した気分になることが多い。みんな一斉に同じものを見て、賛否両論あるいは微妙なラインを見てしまった時、大衆迎合した結果思わしくない結果を引いてしまった自分への積年があるのかも知れない。いずれにせよ本は自分で選ぶプロセスから楽しいのでその面で一日の長がある。