次女が不登校になった時から、私たち親子を
支えてくれていた人が先週、亡くなりました。

彼女は、次女の習い事の先生。
いつも太陽のように明るい女性でした。

次女が学校に行けなくなった時、混乱する
私の話をゆっくり聞いてくれました。

数々の荒波を越えてきた彼女の言葉は深く、
心に沁み渡りました。

次女がレッスンから離れてしまった時期は、
母だけおいで〜と、

温かいコーヒーとお菓子を用意して待っていて
くれたり。

学校から離れていた次女にとって、社会と
関わる場所は必要だからと、

レッスンはせずに、一緒に折り紙をしながら
楽しくお喋りをしてくれたり。

たくさんたくさん、喜びや涙を共有してくれ
ました。

そして、カウンセリングの先生に繋いでくれた
のも彼女。

彼女自身が辛い時でも私たち親子の事を気に
かけてくれるような、

そんな広く深く優しい心を持ち、誰に対しても
どこまでも気遣いの人でした。

病気になってしまってからも夢を諦める事
なく、精一杯やり遂げる強い人でした。

本当に魅力溢れる素敵な女性であり、妻で
あり、母であった彼女。

お通夜、告別式には、これまで彼女の歩んで
きた人生を物語るように、会場に入りきらない
程のたくさんの人が駆け付けていました。

たくさん助けて支えてもらったのに、何一つ
私は彼女に返す事ができませんでした。

今更後悔したって、どうしよもないけれど、
せめて、生かされている私は、しっかりと
生きなければいけない。

上手く進まない事だらけだけど、どんな時も
笑って前向きだった彼女のように、

娘たちの人生も、私自身の人生も、決して
諦めずに生きなければいけない!

頑張ろう。