人間は目ではなくて、脳で物を見ているといってもよく意味が分からないと思います。
一般的には、
光として目に入ってきたものが網膜に像として写しだされ、
網膜に写された像は電気信号に変えられ、視神経を通って脳に送られ、
そこで再び像として写しだされる像までが「視力」と捕らえられがちだです。
ところが、物を見るというのは、向こうから来た光をどう判断して解釈し、
脳内で処理して見ていくという、脳の側のアプローチもあるのです。
いってみれば、視力というのは目と脳の連携作用なのです。
「上手に像が写ってないからメガネをかけなさい」というは半分正解で、半分不正解です。
どう写るかも、たしかに重要です。
ただ出来るだけよく写るように脳内作業を改善することも可能です。
脳で物を見ているということを言葉で説明するのに、いちばんわかりやすいのは映画です。
映画のフィルムはたくさんのコマがつながっています。
ところが、私たちが映画を見ていても、コマとコマの切れ目は見えません。
それは、決してフィルムの回転が速いからというわけではありません。
脳がスクリーンを見たとき、それが残像として残っていて、次々とコマがくることでつながっているように見えるのです。
もし、脳ではなく目だけで見ていれば、スクリーン上にコマの切れ目が、プツン、プツンと見えるはずです。
また、野球選手が打席でピッチャーの投げたボールが大きく見えたとか、止まっているように見えた、というのも、集中をすることで脳の処理反応が変化したことによるものなのです。
視覚も感覚なので、感覚をコントロールすることによって、視力をコントロールすることが可能になります。
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