え、私たちのお金が?!
「政党交付金」って一体何でしょうか?
皆さん、こんにちは!突然ですが、**「政党交付金」**という言葉をご存じでしょうか?
「なんだか難しそう…」「政治の話はちょっと苦手で…」と感じられた方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、実はこれ、皆さんの大切なお金が関わる、とても身近な話なのです。
本日は、そんな「政党交付金」について、できる限り分かりやすくご説明させていただきます。
そもそも「政党交付金」とは何でしょうか?
簡単に申し上げますと、国会に議席をお持ちの政党に対し、毎年国から支給されるお金のことです。
「え、政党がお金を受け取っているのですか?」と驚かれるかもしれませんね。
そうなのです。しかもこのお金、実は私たちが日々納めている税金から支払われているものなのです! 😱
どれくらいの金額が支給されているのでしょうか?
毎年、なんとおよそ315億円もの大金が動いています。
これは、「国民お一人あたり250円」という計算で決められているそうです。
日本の人口に250円をかけた額が、総額になるのですね。
かなりの金額だと感じませんか? 💰
この315億円が、どのように各政党に分配されるかといいますと、主に2つの基準がございます。
- 議員さんの数で決まります!:その政党に所属されている国会議員の数が多ければ多いほど、受け取れる金額も多くなります。
- 選挙で得た票の数で決まります!:過去の衆議院選挙や参議院選挙で、より多くの票を獲得した政党ほど、たくさんの金額を受け取れる仕組みです。
例えば、直近の2025年においては、総額315億3652万円が9つの政党に支給され、その中で自民党が約136億円、立憲民主党が約81億円と、政党によって受け取る金額には大きな差があるのですね。
そのお金、何に使われているのでしょうか?
さて、私たちの大切な税金が政党に渡るわけですが、その使い道は気になるところですよね。
政党交付金は、政党が健全な政治活動を行うために使われることになっています。
具体的には、以下のような用途に充てられます。📝
- 政党の新聞や雑誌の発行費用
- テレビCMやポスターなど、宣伝活動の費用
- 政治資金パーティー開催のための費用(ただし、一部例外もあるようです)
- 政党組織の活動費用
- 選挙にかかる費用(選挙ポスター代などですね)
- 政党で働いている方々の人件費
- 事務所の電気代や水道代
- 机やパソコンなどの備品、ペンや紙といった消耗品費
このように、政党の日常的な政治活動を支えるために、本当に幅広い用途で使われているのです。
そして、何にいくら使ったかは、きちんと報告することが義務付けられています。
選挙の費用も助成されているって本当ですか?「公費負担」とは?
政党交付金とは別に、選挙活動を行う際に発生する費用の一部を、国や地方公共団体が負担してくれる制度もございます。
これを**「公費負担(こうひふたん)」**と申します。🗳️
例えば、
- 選挙ポスターの作成費用
- 選挙公報の作成費用
- 選挙カーの燃料費
- 電話代
などがこれに該当します。
これは、「お金がないから立候補できない!」といった状況が生まれないように、誰もが平等に選挙活動を行える機会を確保することを目的としています。
ただし、候補者が一定の得票数に満たなかった場合など、公費負担を受けられないケースもあるようです。
余ったお金はどうなるのでしょうか?
実はここに「闇」が…!🤫
さて、ここからが少し疑問を感じる「政党交付金の闇」と言われている部分です。
通常、私たちのお金(税金)から出ているものですので、政党交付金がもし余った場合には、国庫に返納すべきだとお考えになるでしょう。
しかしながら、驚くことに!実は、多くの政党が余った政党交付金を国に返納していないのが現状なのです。
「政党基金」とは何者でしょうか?
彼ら(政党)は、使い残した政党交付金を**「政党基金(支部基金)」**という、いわば貯蓄箱のような形で、翌年度に繰り越すことができるルールを利用しているのです。
つまり、「基金として貯蓄しておいて、また来年使いますね!」ということが、法律で認められてしまっているのですね。😳
法律上は「余ったら返納すべきもの」という考え方がある一方で、現行の政党助成法には「基金として積み立て、翌年度に繰り越す」ことを認める規定があるため、実質的には国に返納されずに蓄えられている状態になっているのです。
この「基金」に積み立てることが可能な制度については、「税金の使途が不透明になりがちではないか」「実質的に政党が資金を貯め込んでいるだけではないか」といった批判が、度々寄せられています。😠
まとめ:私たちのお金、本当に有効に使われているのでしょうか?🤔
今回の話をまとめさせていただきますね。
- 政党交付金:私たち国民の税金から、政党に毎年およそ315億円が支給されているお金です。
- 使途は多様:政党の活動全般に幅広く使われています。
- 余ったお金:原則としては国庫に返納することになっていますが、「政党基金」として翌年度に繰り越すことができるため、実際にはほとんど返納されていません。
現在、生活に困窮されている国民が多くいらっしゃる中で、私たちの税金がこのような形で使われ、さらに余ったお金が返納されずに積み立てられている現状は、まさに**「闇」**と呼べるかもしれません。
私たちは納税者として、政党交付金が本当に国民のために、そして透明性を持って使われているのかどうか、しっかりと目を光らせていく必要があるのではないでしょうか。💡





