中1の太郎の夢は、
「そこそこの大学に行ってホワイト企業に勤めること」
実際はそうなるのかもしれないけれど、
普通すぎて何となく残念。
サラリーマンになっても良いけれど、
「〇〇が好きだからあの会社」とか⋯
「△△会社で□□を開発したい」とか⋯
何かそういう夢っぽいものが親としては聞きたいのよ。
ところがある日、
とうとう花子が将来の夢を口にしました。
「花子は医者になる!」
ええ、花子ちゃん、医学部を目指すの!?![]()
ええ〜♡
ほんとに〜?♡
こんなに具体的に夢を語ったのは初めてでしょうか。
すっかり嬉しくなった私は、
医学部受験に有利な私立中高一貫校を検索し、
家から通える私立の医大を検索し、
地方の国公立大学を検索⋯⋯
妄想は広がるばかり。
自宅から通える私立大学と、一人暮らしで国公立大学はどっちが良いのかと妄想の中で悩み、
お金がかかっても負担の軽い生活の方が勉学に集中できるかもしれないと結論づけ、
受験校をいくつか決め、私立大医学部の入学金に慄き、
開業資金まで調べ始めた頃(笑)
「花子ちゃんは何のお医者さんになるのかなー?」
「お医者さんにはならない」
「え、そうなの?でも1週間前はお医者さんになるって言ってたよ」
「花子ちゃんはね、ニートになる」
ニートかぁ⋯⋯![]()
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まだサラリーマンの夢の方がましだったかもなぁ。
「ニートって、ママがよくマイクラで溶岩に落としてる村人でしょ」
そうね。
そのニートよね⋯
夢を語れる子どもは、親がいろいろな体験をさせているからなのかな。
私は胸を熱くさせるような体験を与え足りてないのかなと落ち込みます。