母が1泊2日の
初めてのショートステイを
無事終えました
ショートステイの契約をしたとき
今週末は“お泊り”だよ。
と伝えていたけれど
そんなこと、すっかり忘れていた母。
出発の日の朝、実家に行ったら
『あら、娘ちゃん、どうしたの?』
とビックリしている母に
朝食を食べさせ、
着替え、歯磨き、体温計測をさせる。
いつもはデイの送り出しは
ヘルパーさんがしてくれるのに
私が来たことに、何らかの異変を
感じ取っている様子。
『今日はデイに行くの?
娘ちゃんも一緒に行くの?』
『私は行かないよ。
今日はいつもと違うデイだよ。
お夕飯も出してくれるからね』
『泊まるの?』
『そうだよ。
すっごくごはんが美味しいんだって。
楽しみだね』
『知らないところに行くの嫌だね。』
『そうだよね~
でも、デイも最初は嫌だったけど
行ったら楽しかったでしょ。
お泊りも楽しいから大丈夫』
(必死に盛り上げる私)
その後は、特に拒否することもなく
ショートステイのお迎えの車に乗り込む。
~~そして翌日~~
仕事帰りに実家に寄る。
『お泊りどうだった?』
『つまらなかった
誰ともしゃべらないで
ずっとテレビを見てたの。』
けれど、
ショートステイの連絡帳を見ると
『初めてのご利用でしたが
不安そうな様子もなく
回りのかたと楽しそうにおしゃべりを
していました。
体操やカルタなどに
楽しそうに参加されていました。』
と書いてある。
『でも、何かおはなしはしたでしょ。』
『うん。うちの孫はかわいくて
頭も良いのよ~って
いっぱい孫自慢してきた。』
えっ
しゃべってるやん
『ごはんが美味しいって評判の
ショートステイなんだよ。
美味しかった?』
『うん。』
『ごはん、何が出たの?』
『???』
やっぱり、メニューは一つも覚えてなかった―
まぁ確かにね。
一日いるんだから
何もせずテレビを見ているだけの
時間もあっただろうね。
楽しいレクやおしゃべりしたことは
すっかり忘れて
つまらなかった記憶だけ
鮮明に残っちゃってるのかな
母、ヘルパーさんにこう言ったそうです。
楽しかったけど
もう行きたくない
ガーン
どうなる、次回