ふと姉上様と昔の思い出について語っていて思い出したある夏の思い出。
私が小学生の頃家族で海に行ったのです。
その当時弟はまだ2歳か3歳くらいだったと思うんですが…。
ウチの親父殿は昔は今よりも遥かに自由人でした。
いつも川へ行くと私達を置いて一人で泳いで遊んでいたような人です。
私は記憶にありませんが姉上様の思い出には、
ボートに乗せられ親父殿がそのボートを押して泳ぎ岸から離れると、自分は泳いで遊び始め「後は自分で漕いで帰れと」と放置された記憶があるそうな…。
まぁそんな親父殿がですね、海で弟をワニのフロートに乗せどんどん岸から離れてゆくのです。
それはもう米粒くらいにしか見えない程沖へ…。
他の人達と異常な程距離がありポツンと沖に浮いている状態でした。
そして怖いくらい遠くへ行ってるなぁ、と思っていたらですね…、
なんと弟が消えました。
ワニに乗ってない!てか親父殿も居ないし!
なんと岸から恐ろしく離れた水深何mデスカ?という地点の海の中に弟が落ちたのです。
アレはさすがに一瞬目を疑いましたよ…。
それから親父殿は弟を連れ浮上し戻ってきましたが…。
大人になってから親父殿に聞きましたが「あの時はさすがに焦った」と申しておりました。
今の親御さんとかはそんな無茶はしないでしょうねぇ…。
更に同じ頃だったと思いますが、とある公園で弟を抱っこしていた親父殿。
足を引っ掛け、なんと弟を落としました…。
しかも頭から…。
私や姉上様はその瞬間を目撃しましたよ。
更にですね…、
私は記憶にありませんが、もう1回弟を落としているらしいです…。
とんでもない父親ですね~。
子供はこうやって丈夫になっていくんですかね~。
それとも我が家だけですか~?
親父殿の一族は生命力強いですからその血のせいですかね~。
なんせ溺れても、頭から落ちでも弟は今元気ですからね~。
忘れられない我が家の思い出ですよ。