XELOX+アバスチン療法58クール目。(再開オキサリプラチン6回目)、からの追加検査。

CTの検査で、残っていた腹水が見えなくなったが本来はっきりと見えるものではない胆管が「見える」ため、これが何であるか、MRIと超音波で再検査して分かったのは、やはり狭窄していること。

つまり、詰まりがはっきりしただけで原因はよくわからない。で、もっと直接的な手段に出ることになった。内視鏡で組織をとる検査入院を敢行することになったというのが前回までのあらすじ。

 

コロナの関係で付き添うこともできず(いや、面会ぐらいはできたのだが、送迎だけにとどめた。)麻酔が切れて内視鏡の最中に悶絶したり、そのあと麻酔が効きまくったのか次の日まで眠ってしまったりと、いろいろあったが、二泊三日の入院終了。

そして、これがガンによるものであるとの診断が出る。

 

ここでコレステロール等によるがん以外の何かという線は消えた。

…コレステロールならまだ手もあると、はかない期待をしていたが、やはりそうはいかない。

以前、子宮内でもがん細胞が発見されており、腹膜播種ありとなると、やはり腹腔全体、そこに隣接している器官にはがん細胞が食い込んでいるというのはわかっていた。が、胆管はかなり予想外。

結腸癌術後11年目に再発した胆管転移の1例

2016年の報告で1998年にS状結腸癌(中略)2009年7月胆管内発育型肝内胆管癌と診断していろいろ切除、しかし病理組織学的診断では大腸癌類似の高分化型管状腺癌。免疫組織染色で大腸癌と同じパターンを呈したことからS状結腸癌の胆管転移と診断、この染色法が有効だから報告、とある。そのぐらいレアケース。

 

としたら、胆管癌?

 

ダブルがんとなると、確率的にもっとあり得ない。

とにかく、ここで胆管の組織が何らかのガンなのはわかったものの、原発がわからないのでこの論文にある染色法を敢行する。

 

また、待たされて、診断が出たのが昨日5/1.

結果、細胞の量が少なくてよくわからないから、もう一度内視鏡をして組織を摂ると言われた。

 

…その間伸ばしていた大腸側のゼローダアバスチン療法の初日が5/7にやってきて、そのあと、またその悶絶内視鏡をさらに試料をたくさんとるために行うと。

 

…納得いかないがやるしかない。

そして、多少疲れた。

連日、コロナで自宅でリモートワークしているからまだ融通はつくが、送迎や通院は休暇をとって対応する。会社の方も担当をいろいろと外してもらったり(情けない話ですが、仕事が手につかない。メンタル弱くて情けない。)しているが、結構きつい。

 

…いや、ネガティブなことをいっていると、持ってかれる。

コロナもそうだ。やさぐれたネガティブ思念をネットに叩きだしている連中への嫌悪を自ら犯すことは、何ら解決にならない。自己嫌悪が深まるだけだ。

 

ポジティブにいこう。

 

どっちかわからないが、現行のゼローダアバスチン療法はそろそろ終わりを迎えそうだ。しかし、43か月まで引っ張れたんだ。ケトン他もろもろが効いていると考えるの以外に説明がつかない。(ゼローダアバスチンの無増悪生存期間は9か月、Stop and Goで無増悪では最終的にならなかったが、4倍以上引っ張った。ケトンをエネルギーにする変異をがん細胞が獲得したというよりは、平衡使用していたゼローダアバスチンに耐性を獲得したと考えるならば、2ndも4倍の期間引っ張れる。

そして、H病院(今かかっている病院)は光免疫療法の治験が頭頸部の表側のものから、ついに胃に対するものが出た。消化器官の内側にも光をあてる算段が付いたのだ。

それまでは、何としても、ありとあらゆるものを使って間に合わせる。

 

 

まずは、59クール、そして内視鏡。

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