今日の昼前、神戸港方面から六甲の山の中腹に架かるほぼ直線の虹を見たしろくまです。あんな虹は初めて。綺麗でした。
今日の帰りのことでした。仕事が少し早く終わり、
いつもより1本早い電車に乗れました。
運よく座れたのでラッキー。
このままひと眠りと思っていました。
するとドアのところに女子高生。
この子、ちょっと変。
突然首のリボンを緩め、
シャツのボタンを二つほどはずしました。
“何だこいつ。何やってるんだ”と思って
でも、じっと見るわけにもいかず、時々ちらっと見ていました。
すると今度は、上着を脱ぎ始め、その下の
ベストも脱ぐではありませんか。
あれっ、もしかして、体の調子が悪いのか??
でも、そんな彼女の様子をだれも気にしていない。
彼女、明らかに体調が悪そう。
鞄の中に脱いだ上着とベストを詰め込むと、
鞄から水を取り出して・・・・・。飲もうとするんだけど、
飲むと吐きそうなのか、飲めず。
そのうちしゃがみこんじゃいました。
もう、見てるわけにはいかないなと思い、
席を立って、彼女の横に行き、気分悪いの?
そこにどうぞと、私の座っていた席を指さしました。
するとなんと、私の前に立っていたお兄さんが
その席に座ろうとしているではないか。
思いっきりお兄さんをにらむと、
さすがにお兄さんも彼女の様子がおかしいと気づいたのか、
席を彼女に開けました。
“ありがとう”とも言えず頭を下げて座る彼女。
電車は駅を2つほど通過して、次の駅へ。
彼女はそこで降りるらしく立ち上がり、
ちょっと落ち着いたみたいで
“ありがとうございます”
と言って降りて行きました。
私もほっと一安心。
ところが彼女、向かいのホームに停まっている
電車に乗り込むではありませんか。
しかも、その電車は満員で席は開いてない。
見ると彼女、まだ少ししんどそうに立っている。
降りて行って、座らせてあげてというべきかと考えましたが、
向かいの電車のドアが閉まってしまい、
どうすることもできませんでした。
彼女が降りる時に一緒について行くべきだったのかなぁ。
ちょっと後悔。
どうか無事に家まで辿り着けていますように。