市民ZOOのメールニュースをブログで紹介することにしました。
せっかくなので?私のコメント入りです。
市民ZOOネットワークメールニュース2024年4月号
スタッフより
こんにちは!
スタッフの山田倫太郎です。
2024年3月16日、北陸新幹線の金沢〜敦賀間が延伸開業しました。
関東の方は特にこれを機に、北陸方面に足を運ぶ人も多いのではないでしょうか。
福井県といえば、特に福井県立恐竜博物館周辺の発掘地から、多くの恐竜化石が発見されていることで有名です。
恐竜といえばですが、私が子どもだった(2008年)頃、博物館で羽毛の生えた恐竜の展示は新鮮で印象深いものでしたが、
過渡期でもありその数はまだ少なかったように記憶しています。
それ以前の恐竜のイメージは、大部分が「ゴジラ」のような皮膚を持つ怪獣に近いものでした。
しかし、羽毛恐竜が発見されてから、恐竜に関する我々の理解は大きく変わりました。
この発見は、恐竜と鳥類の関係に関する認識を一新し、恐竜の表現における転換点となりましたが、
調べてみると最初の発見は1996年と意外に早かったようです。
博物館の展示は、科学的な発見に基づいてアップデートし続けています。
1996年の羽毛恐竜の発見以降、博物館はこれらの新しい知見を柔軟に展示に取り入れ、恐竜の姿を徐々に更新してきました。
そのおかげもあり、鳥類の祖先が恐竜であることは、現代では一般的に広く受け入れられている知識だと感じています。
新しい発掘や研究によって過去に関する理解が常に更新されるため、学問の進展に伴って解釈が変わることを受け入れることが求められます。
私はこのような全ての学問に通ずる柔軟性は大切だと考えます。
動物園・水族館は学問の転換に加え、社会の動物園・水族館に対する認識の転換によっても柔軟さが必要だと個人的に感じています。
動物園・水族館に関わるNPO法人として、何をするべきなのか柔軟性をもって考えていければと思います。
2024年度もよろしくお願いします!
くまおコメント
3月の投稿に続き博物館ネタですね。
恐竜博物館はまだ行ったことがなく、行ってみたい博物館の1つです。
ジェラシックパーク世代?なので羽が生えている恐竜はいまだに見慣れません。
爆発的に流行った映画などがあるとそのイメージを変えるのは難しいですよね。
動物園で言えば、キングコングがドラミングを威嚇の表現としてグーでしていたのも
いまだにそういうものだと思っている人も多そうです。
フィクションだとわりきっても良いのかもしれませんが
たくさんの人に影響を与えうるコンテンツは
慎重になってもいいのかなぁと思ったりします。
柔軟性、素直に受け入れる姿勢、常に新しい情報をキャッチしようとする好奇心
これはとても大切ですし、そうあったほうが人生は楽しいよね、と思っています。
エンリッチメントも一昔前には
細かく切ってばらまくと採食の時間が延びるといわれていましたが
今は野菜をまるごとのほうが時間をかけて食べることがわかっています。
群れの構成なども考えれば1つくくりにはできませんが
たしかにまるごとのほうが食べ応えもあって時間がかかりそうですよね。
しっかり観察をして、データにして考えることが大切です。
本当に動物のためになっているのか?つねに疑って考えなければいけません。
23回目の開催となる「エンリッチメント大賞2024」は4月20日〜6月15日の約2か月の期間で募集する予定です。
詳しい案内や募集ページなどは、市民ZOOネットワークWEBサイトやFacebookページ等でアナウンスいたしますので、ご確認くださいね。
募集開始までに、お近くの、またはお気に入りの動物園・水族館を訪ねて、エンリッチメントの取り組みを探してみてください!
■「エンリッチメント大賞2023表彰式・受賞者講演会」
2023年12月9日(土)に開催した「エンリッチメント大賞2023表彰式・受賞者講演会」のようすを、YouTubeでアーカイブ配信しております。
審査委員の岩田惠理先生による基調講演「環境エンリッチメントの仕組み」&表彰式での審査委員による講評コメントと、
環境再現賞・インパクト賞・奨励賞・正田賞を受賞された皆さまによる受賞者講演の計5編を公開しています。
当日お越しになれなかった方、もう一度講演を聞きたい方は、以下のURLよりご視聴ください。
★市民ZOOネットワークチャンネル★
https://www.youtube.com/channel/UClYn_MSOvm7q1vxkKt6dEqA
【主催】NPO法人 市民ZOOネットワーク エンリッチメント大賞2023表彰式・受賞者講演会 実行委員会
【後援】公益社団法人日本動物園水族館協会
【問い合わせ先】市民ZOOネットワーク
TEL:03-3395-8568 e-mail:info@zoo-net.org
くまおコメント
■エンリッチメント大賞へのご支援をお願いします
平素よりたくさんの皆さまからご支援の寄附をいただき、ありがとうございます。
今年度も引き続き“コロナ禍”の影響による制約があるなかでの運営となりましたが、
みなさまからのご支援のおかげで、無事に大賞を決定し、表彰式も開催することができました。
毎回のお願いですが、引き続き、来年度以降の開催へのご支援をよろしくお願いいたします。
今年度は目標金額を75万円に設定しておりますが、毎年なかなか満額には達成できず、苦しい運営が続いております。
動物たちのより良い暮らしをサポートするため、多くのお心添えをお待ちしています。
目標金額:毎年約75万円(募集、審査委員会開催、現地調査、表彰式&講演会)
お振込先:
【郵便振替口座】00110-1-56206 市民ZOOネットワーク
【ゆうちょ銀行】〇一九店、当座口座、0056206
(エンリッチメント大賞継続への寄付である旨ご記載をお願いします)
★★市民ZOOネットワークでは、環境エンリッチメントの試みを、市民が理解し、評価し、応援する社会づくりを目指し、
今後もエンリッチメント大賞を継続していきたいと考えています★★
■京都市動物園 「野生動物学のすすめ2024」
毎年恒例の京都市動物園のイベント「野生動物学のすすめ」、今年も内容盛りだくさんで開催されます!
会期中の2日間は市民ZOOからもブース出展で参加する予定です。ぜひお立ち寄りください。
4月14日(日)9:30〜11:30の講演会「野生動物保全の現場に関わる人から話を聞いてみよう」では、
市民ZOOからも活動紹介のお話をさせていただきます。
その他にも、ワークショップやシンポジウムなど、さまざまな催しが開かれます。
日時:2024年4月13日(土)〜14日(日)
場所:京都市動物園
詳細は https://www5.city.kyoto.jp/zoo/event/20240312-75497.html
■柏倉陽介『Back to the Wild 森を失ったオランウータン』出版記念講演とBCTJ月例会
巨大なパームオイル産業の陰に生きるオランウータンの孤児たちがトラウマを乗り越え、木登りを学び、森で生きる力を取り戻していく。
自然と文明の境界に生きる野生動物の再起を追ったドキュメンタリー写真集。
本書の売り上げから、印税として著者に支払われる全額と本の売上金の一部をセピロク・オランウータン・リハビリテーションセンターに寄付します。
『Back to the Wild 森を失ったオランウータン』\1,980(税込)
書籍詳細:https://aandf.co.jp/books/detail/back_to_the_wild
日時:2024年4月20日(土) 15:00〜
会場:大阪 Gallery cafe *Kirin*
参加費: 無料
申込など詳細は https://peatix.com/event/3901798/view
くまおコメント
2つとも終わってしまっていること
深く反省しております・・・!
柏倉陽介『Back to the Wild 森を失ったオランウータン』
この印象的な表紙を撮影されたとき写真集を作りたい!と思われ
そこから15年たってようやく本になったとのことです。
最初は写真のみと思われていたそうですが短い言葉がついています。
その言葉が優しく響いてくるとても良い本です。
ぜひ手に取ってみてくださいね。
本の紹介なのでこちらも・・・
エンリッチメント大賞の審査委員をつとめてくださっている
川端さんのドードー本が新田次郎文学賞(新田次郎記念会主催)を受賞されました
おめでとうございます✨
川端さんのブログ↓
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動物園・水族館で暮らす動物たちの幸せを
探してみてください!
4月の動物園を楽しみましょう(・ᴥ・)✨