市民ZOOのメールニュースをブログで紹介することにしました。

せっかくなので?私のコメント入りです。

 

 

 

市民ZOOネットワークメールニュース2023年12月号

スタッフより

 

 


こんにちは!スタッフの山田倫太郎です!

今年も残りわずかとなりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

先日、上野の国立西洋美術館で開催されているキュビズム展(来年は京都で開催)に行ってきました。
20世紀前半の絵画ながらもモダンであり、キュビズムの歴史を感じながら楽しむことができました。

キュビズムとは、20世紀初頭にピカソやブラックを中心に発展した革新的な芸術運動です。キュビズムが発展した背景には、写真の発展と関連があります。
写真の登場により、20世紀初頭の芸術家たちは現実の再現において写真には敵わないと感じ、これまで絵画の主流とされていた写実的な役割を再考しました。
これにより、物事を従来の遠近法で表現するのではなく、多角的な視点から捉えるキュビズムのスタイルが生まれました。
このスタイルは、物体を幾何学的な形に分解し、複数の視点から同時に表現することを特徴としています。
キュビズムは、芸術における主観性と抽象性の探求を促進し、モダニズム芸術の発展に大きな影響を与えました。

ここで僕は「近年の生成AIの進化は、キュビズムの時と同じような新しいアート発展のチャンスではないか」と考えました。
生成AIは人間が与えた過去の作品データを大量に学習し、抽出したパターンを組み合わせることで作品を作り出すものです。
創造性にはかけますが、素早く「それっぽく」綺麗に描く力において、AIが覇権を握っています。
このように、人間が作り出す創造性とは何なのかが問われている時代だからこそ、新たな視点から現実世界を捉え直し、AIには作り出せない新たな価値観を生み出せれば面白いと思います。
また、AIと人間のそれぞれ得意なことを活かした融合も今後さらに見られるようになると考えています。

僕は素人ですが、美術館に行くと新たな考えが広がり大変勉強になります。みなさまも上野動物園の帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
キュビズムのように、いつもと違う角度で動物を見てみるなど、本物の世界を違う視点から見つめ直すことで、
さらに写真や映像、AIによって生成されたコンテンツでは得られない感動や理解が得られるかもしれませんね。


▼市民ZOOネットワーク WEBサイト等の不調に関するお詫び‥‥‥‥

先月、2023年11月9日前後より、サーバートラブルにより市民ZOOネットワークのWEBサイトが表示されないなどの不調が発生しておりました。
エンリッチメント大賞関係のページの閲覧などにおいてご不便をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。
この間、市民ZOOネットワークのメールドメインにも不具合が生じていた期間がございましたので、
お問い合わせメールアドレスinfo@zoo-net.orgまたはスタッフの個人アドレスにメールを送られた方で返事等が届いていない場合は、
たいへんお手数ですが、再度お問い合わせくださいますようお願いします。
現在、WEBサイトは仮復旧としまして、エンリッチメント大賞関係と12月9日の表彰式に関する案内のみが公開されております。
トップページのURLから直接エンリッチメント2023の情報ページに入るような仕様となっております。
今後の根本的なWEBサイトの再構築も視野に入れつつ、WEBサイトの復旧や改善に鋭意取り組んでおりますので、
ご不便をおかけして申し訳ありませんが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

くまおコメント

 

 

芸術の秋ですね。動物がテーマの展示会も多いですよね。

私は中之島美術館で開催中の「長沢芦雪」

京都市美術館で開催中の「竹内栖鳳」

この2つを見に行きました。

昔は西洋美術が好きでそればっかりっだったのですが

動物の絵は日本画の方がたくさんあるので

日本画を見に行くことの方が多くなりました。

シンプルなタッチながら萌ポイントはおさえていて動物への愛を感じます

 

12月のエンリッチメント大賞授賞式で東京に行くときには
これを見に行こうかなと予定しています

 

 

そして絵画じゃないですがこちらも

 

 

ぜひぜひ足を運んでみてください!

 

 

 

エンリッチメント大賞2023最新情報

 

■エンリッチメント大賞2023 発表しました!

今年のエンリッチメント大賞では以下の4件が受賞となりました。

◎環境再現賞:
神戸どうぶつ王国
「オッターサンクチュアリ コツメカワウソ生態園」

◎インパクト賞:
長崎バイオパーク
「アメリカビーバーに野生本来の行動の機会を与える取り組み」

◎奨励賞:
おたる水族館
「バンドウイルカへのまき餌」

◎正田賞
熊本市動植物園
「サステイナブルな笹の利用を可能にした関連団体とのネットワーク」

詳しい受賞理由を紹介した審査委員コメントや一次審査を通過したものの受賞には至らなかった取り組みなど、
エンリッチメント大賞2023の詳細につきましては、以下のページをご覧ください。
http://zoo-net.org/enrichment/award/2023/

来年も、エンリッチメント大賞へのご応募を、お待ちしております!

*エンリッチメント大賞2023についてのお問い合わせは、
info@zoo-net.orgまでお願いします。


■エンリッチメント大賞2023表彰式・受賞者講演会

エンリッチメント大賞2023を受賞されたみなさまの表彰式および受賞記念講演会を開催します。
今年も東京大学弥生講堂で開催いたします。皆さんと直接お会いしてお祝いし、交流を深め、動物園・水族館におけるエンリッチメントの発展に貢献していきたいと思います。
会場で皆さまにお会いできること、スタッフ一同楽しみにしております。

【日時】2023年12月9日(土) 13:00開場、13:30開会〜17:00ころ閉会(予定)
*講演会は参加費無料、参加申し込み不要です。

【会場】東京大学 弥生講堂(東京都文京区)

【プログラム】
・エンリッチメント大賞2023概要紹介
・受賞者記念講演
・基調講演:「環境エンリッチメントの仕組み」岩田惠理先生 (岡山理科大学獣医学部 教授/エンリッチメント大賞2023 審査委員)
・表彰式および記念撮影

【その他】
一次審査を通過した取り組みのポスター発表、チャリティーオークションなどの開催を予定しています。
今年は受賞記念パーティーも開催予定です。ぜひご参加ください。

【受賞記念パーティー】
「エンリッチメント大賞2023表彰式・受賞者講演会」 終了後、同会場で立食・フリードリンク形式のパーティーを開催します。
受賞者の皆さんや審査委員の先生方と直接お話ができる機会です。どなたでもご参加いただけるカジュアルなパーティーですので、ぜひお誘いあわせの上ご参加ください。
開始時刻:17:00
参加申込:事前申し込みは締切りました。会場にて、以下の参加費で当日申し込みを受け付けます。
参加費:一般4,500円、市民ZOOネットワーク2023年度サポーター4,000円

【後援】公益社団法人日本動物園水族館協会

【問い合わせ先】市民ZOOネットワーク
TEL:03-3395-8568 e-mail:info@zoo-net.org

 

くまおコメント

 

今年の授賞式は

12月9日(土)

あと1週間です!ぜひぜひ遊びにいらしてください

 

大事なこと・・・

 


■「エンリッチメント大賞2022表彰式・受賞者講演会」
 オンライン開催のご報告とYouTubeでのアーカイブ配信のご案内

2022年12月3日(土)に「エンリッチメント大賞2022表彰式・受賞者講演会」を開催しました。
講演会のようすは引き続きYouTubeでアーカイブ配信しております。
審査委員の川端裕人さんによるトーク「エンリッチメント大賞レビュー2022」と、
大賞・努力賞・正田賞を受賞された皆さまによる受賞者講演の計4編を公開しています。
当日お越しになれなかった方、もう一度講演を聞きたい方は、以下のURLよりご視聴ください。

★市民ZOOネットワークチャンネル★
https://www.youtube.com/channel/UClYn_MSOvm7q1vxkKt6dEqA


■エンリッチメント大賞へのご支援をお願いします

平素よりたくさんの皆さまからご支援の寄附をいただき、ありがとうございます。
今年度も引き続き“コロナ禍”の影響による制約があるなかでの運営となりましたが、
みなさまからのご支援のおかげで、無事に大賞を決定し、表彰式も開催することができました。
毎回のお願いですが、引き続き、来年度以降の開催へのご支援をよろしくお願いいたします。
今年度は目標金額を75万円に設定しておりますが、毎年なかなか満額には達成できず、苦しい運営が続いております。
動物たちのより良い暮らしをサポートするため、多くのお心添えをお待ちしています。

目標金額:毎年約75万円(募集、審査委員会開催、現地調査、表彰式&講演会)
お振込先:
【郵便振替口座】00110-1-56206 市民ZOOネットワーク
【ゆうちょ銀行】〇一九店、当座口座、0056206
(エンリッチメント大賞継続への寄付である旨ご記載をお願いします)


★★市民ZOOネットワークでは、環境エンリッチメントの試みを、市民が理解し、評価し、応援する社会づくりを目指し、
今後もエンリッチメント大賞を継続していきたいと考えています★★

 

 

研究会&イベント情報

■JWCSクラウドファンディング
\アフリカゾウと人の共存のため、ご支援をお願いします/
「世界遺産世界遺産オザラ・コクア国立公園の入り口の村で養蜂教室を継続したい」

ゴリラやゾウが生息するコンゴ共和国のオザラ・コクア国立公園の入り口があるンボモ村はゾウによる畑荒らしが深刻で、村人の生活と自然保護の両立が課題です。
そこで、ゾウによって収穫ができなくなった場合の生計として、JWCSは村人に向けた養蜂教室を始めました。
ところが3年計画の2年目で助成団体の事業再編により資金が得られなくなってしまいました。蜂蜜収穫までのあと1年、養蜂教室の継続にご支援をお願いします。

募集期間:2023年11月20日〜2024年1月15日
目標金額 :1,300,000円

詳細:https://congrant.com/project/jwcs/8851


■ネコ科動物の未来を拓く!動物園との繁殖研究・妊娠検査で保全に繋げる

岐阜大学の楠田哲士先生(動物繁殖学研究室)がネコ科動物の繁殖推進のためのクラウドファンディングを始めました。
日本各地の動物園で飼育している動物たちの糞中ホルモンを計測することで、妊娠検査薬(簡易キット)の作製を目指すプロジェクトです。
動物たちの福祉を確保しながら繁殖を推進するために、皆様もぜひご支援ください。

募集期間:2023年11月29日(水)〜2024年2月27日(火)
目標金額:3,000,000円

くまおコメント

 

ホームページには

ゴリラやゾウが生息するコンゴ共和国のオザラ・コクア国立公園が世界遺産に登録されました。しかし公園の入り口があるンボモ村はゾウによる畑荒らしが深刻で、村人の生活と自然保護の両立が課題です。そこでゾウによって収穫ができなくなった場合の生計として、JWCSは村人に向けた養蜂教室を始めました。ところが3年計画の2年目で助成団体の事業再編により資金が得られなくなってしまいました。受講生の村人も現地在住の講師も意欲満々です。せめてハチミツの収穫までのあと1年、養蜂教室の継続にご支援をお願いします。

ゾウを守ることばかりに気持ちはいきがちですが

現地の人々の生活が安定してこその保全です。応援したいですね。

 


 

もう一つは

絶滅危惧種のネコ科の繁殖研究のためのクラファンです。

動物園・水族館に欠かせない保全・研究
大学との連携なしには難しいでしょう。
ぜひ応援してください!

 

 

 

 

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防寒対策をばっちりにして

12月の動物園を楽しみましょう(・ᴥ・)✨