アイコちゃんのクリスマス≪前篇≫
クリスマスは独り身に非常に厳しい。
そして、パートナーのいない身で、家族のクリスマスパーティーに招待される程切ないものは無い
経験あり
ヤナコッタさんは誘って貰いたかったようだが…。
James Stevenson
(原著)
常盤 新平
(翻訳)
へそまがりのヤナコッタさんは、世界中のすべてが大嫌い。飼い犬のデイジーとも仲が悪いし、みんなが好きなものは大嫌い。とくにクリスマスはサンタもツリーもなにもかもが気にいりません。パーティなんてもってのほかです。ところが、となりの子どもたちがくれたクリスマス・プレゼントがきっかけで、思いもよらないことがおこります…。
アイコちゃんが今年も一人で過ごすのであろうと、職場の先輩が声をかけてくれた。
この同情に耐えられないアイコちゃんは、そっとやり過ごしていたのだが、クリスマス前夜、先輩から電話がかかってきた
「ウチの子がアイコちゃんにぜひ来て欲しいっていうの。電話代わるね(・∀・)」
ちょっと、勝手に(;´Д`)ノ!
※以下(カッコ内)は先輩の旦那様の声。耳元で言わせているのがわかる。
「(アイコちゃん)あいこちゃん、
(明日、僕のウチに来て下さい)あしたぼくのうちにきてください。
(アイコちゃんに会いたいです。)あいこちゃんにあいたいです」
吉兆の囁き女将か(°д°;)
(覚えてる?)
「(彼氏がいたら一緒に来てね)かれしがいたらいっしょにきてね」
フリーだという事を知っていながらそこまで言わせるか(((゜д゜;)))
結局、息子の愛らしさにほだされ、一人で参加する事になったアイコちゃん。
放っておいてくれと思う反面、気にかけてくれるみんながいるって幸せだなあとしみじみしていた(・∀・)
まあそれも・・・
先輩の旦那様が
「アイコちゃん、来年もここに来るような事が無いようにね(`∀´)」
と言うまではだが
来てやったんじゃボケ!ヽ(`Д´)ノ
Q クリスマスを誰と過ごす?
A 仕事だってば( ̄Д ̄;;
ジェイムズ スティヴンスン (著)