先日、ちょこっと大学の授業について書いたら「いいね」がたくさんつきました。
アート系の通信大学について興味のある人もいますかね?
提出した課題を載せておきます。
(自分の描いたものはネットに載せていいらしい)
「レイアウト・構図」の課題で提出したイラスト
授業内容は
いろんな構図やカメラワークについて動画授業を受けてから
課題を作成、提出します。
構図の分析
この画像は 常識の範囲内利用でフリー公開されています
ジブリアニメは1シーンごとに考え抜かれた構図で描かれているそうで、
上のキキの絵にはいくつも視線の誘導やその場にあった図形が隠されているのだそうです。
それを見つけて書き出す課題。
①
休息の時間なので、安定して動きのないことを表現する三角形が
いくつも取り入れられています。
②
アイレベル(カメラレンズの高さ)が低い位置にあり、観客がキキを見上げる視線になるので、キキが二階にいるのを表現しています。
③
視線の誘導が巧みです。
キキの顔にまず観客の目が行って、キキの視線をたどって猫の顔、猫がキキを見ているので、
再びキキに視線が戻り、窓枠をぐるっと一周することで、絵全体をくまなく見せています。
④
並んだ三角形の羅列で遠近感を強調している。
あと、三分割法交点に人物の顔を持ってきて、この絵の主人公はキキなんだぞと知らせている、とか
他にもいろいろ。。。。
で、分析結果をまとめます。
分析結果を取り入れたイラストを制作するのが第二の課題でした。
最初こういう絵を描いたのですが、
がんばって、店内の様子を描いたのだけど、
背景がこれだけ見えてしまったら別の構図になってしまうことに気づき、
煙で隠しました。
色、汚なくなっちゃったし、惜しかったけど、仕方ありません。
(キキの背景も何もないもんね)
ところが返ってきた講評は、
「おじさんの前にお客さんを描くと、場面がわかりやすいです」
う~ん、人物入れちゃったら構図、別のになっちゃうんじゃない??
あまり神経質にならなくてもいいのかな?
そのへん、よくわかりません。
他の授業では 配色のノウハウや 美術解剖学や、人物イラストの描き方のコツとか
手の描き方とか足の描き方とか、お絵かきソフトの使い方とか・・・
「ブルーピリオド」みたいに、芸術の難しい理屈を授業で取り上げられたらどうしよう
と思ってたけど、
イラストレーションコースは 「芸術・美術」というよりは 「情報・デザイン」学科に近くて、すぐに役に立つ知識を教えてくれるので私向きでした。
補足情報として、日本画・油画コースは全然雰囲気違うみたいです。
(先日スクーリングで知り合った他学科の人と話したところによると)
ジョーが安定いいのは
いくつも三角形が隠されているからでしょうかね?
あの無用に見える長いマフラーは構図的に必要なモノなのかも?
石ノ森先生のキャラクターデザインはすばらしいです。
しろくま