平和の戦士は死なず | ほぼサイボーグ009・しろくまのブログ

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旧ゼロ最終話 平和の戦士は死なずです。
今日で この旧ゼロレポートも終わりです。



二つの大国 ウラー同盟とパブリック国は
いがみ合って、地球を何度でも破壊できるほどの
核兵器を保有しています。

今日も「領海を侵犯したから拿捕したのだ」
「うそだ! 我が国の船は領海を航行していただけだ」と
言い争っています。

40年前のアニメとは思えません。

それとも 国家間の争いは いつもこんな感じ
なんでしょうか??


太平洋の亡霊に続いて、今回も原爆慰霊碑が
登場しています。
反戦がテーマのアニメです。




サイボーグ009と 003は 原爆慰霊碑の前で
パブリック国のネビル少佐を見かけます。

日本在住が長かったせいか、ネビル少佐とその娘は
核兵器の危険性と愚かさを よく知っている様子。




ネビル少佐は このあと祖国に戻り、
ミサイル発射ボタンを押す役職につくことになっていました。

「いくら敵国でも 非戦闘員を何万人も殺すなんて」と
悩む少佐。


空軍の司令室や 大統領執務室に何故か
必ず置かれている 怪しい人形が気になります。



とうとう
パブリック国とウラー同盟が一触即発になり、
ギルモア研究所のサイボーグ達にも
緊張が走ります。


怪しい思念を感じ取った001と009は調査に向かいますが、
009の乗った飛行機は 4次元跳躍に捕まって
宇宙へ飛ばされ

そこにはあの人形が待ち受けていました。




人間同士の猜疑心をあおり、戦争を引き起こし
大勢の人が死ぬとエネルギーを得る人形。

広島・長崎の原爆も
この人形が 最後の一押しをしたのでした。

ですが、人形はきっかけにすぎず、
人間の心に 戦争を望む心が巣食っているのです。



すぐに地球にとってかえし、
パブリック国のミサイル発射を阻止しようとする009。


良心の呵責で
ミサイルのスイッチを押せなかったネビル少佐は
部下の銃弾に倒れ、

とうとう、核を搭載したミサイルが発射されてしまいました。


ミサイルに飛び乗り、方向を宇宙に向ける009。

核戦争の危機は回避されましたが、
009は大気圏に突入します。

そこへ自分の身を犠牲に 猛スピードでかけつけた
ジェットが助けにきて
めでたしめでたし。


旧ゼロでは 「どこおち」は ないのですね。


「物語は最終回のためにある」
と言いますが、旧ゼロは まさしく反戦がテーマ。

子供番組の中に 戦争の犠牲者からのメッセージ、
平和の大切さ

戦争とそれを引き起こす人間の愚かさを
ストレートに表現していました。


しろくま