地方折伏の意気盛ん
今度、地方折伏に行ってもらう方々には、たいへんご苦労と思います。とくに、あらためて、新しいところへ行く人の苦労は、自分で行って、よく知っています。三年前、名古屋へ中野の支部長が行きましたが、旧信者はだれひとり応援しない、お寺は知らん顔をしている。名古屋に知った人がいると紹介されたところへ行ってみると、いなかったりしてだめ。最後に、しかたなく飛び込みをやった。そして講演会をやったら、百人ほど集まったそうだ。
今晩、どこそこで座談会をやりますから、きてくださいと言ったが、きたのが六、七人、また、信仰するといったのが、たったひとり、しかも妙な人で、もう除名されています。しかし、不思議なものでありまして、三年後の今日、千六百世帯になっています。
これも御法のため、さぞかし日蓮大聖人様はお喜びになっていると思います。世間の人になんと言われましょうとも、大聖人様におほめを受ければ本望と存じます。また、六百余人を送るため、皆さまの、まことのご後援をいただき、あつくお礼申し上げます。戸田が礼を申し上げるのではなく、慢ずるに似たれども、日蓮大聖人様に代わって申し上げます。いままた、主任参謀から話がありましたが、一言付け加えておきたい。
聖教新聞は折伏の鉄砲である。営業では、けっしてない。
私見:今の聖教新聞は、韓国や中国の洗脳新聞・日本を貶めるような洗脳新聞となっている。日本が侵略した戦争である、といったような、日教組が子供たちに好んで教えるものと同じようなものとなっている。
日本は世界で初めて世界に向けて人種差別の廃止(当然奴隷制の廃止も含む)を訴えたのである。(その頃の世界は中国も含めて西欧に植民地支配されていた)それぐらい本来高貴な民族である。判官贔屓(ほうがんびいき)と言われるような、世界で一番優しく、強く、そして優れている民族だったのである。
GHQのWGIPによる洗脳を、今でも日本の子供たちは日本の教科書で進められている。弁護士なんかは日本国憲法を学ばされているため、特に洗脳されたキリスト教発想の思想をもつ。
それを一緒になって洗脳している(名字の言をよく読んだら分かる)のが、聖教新聞であり、大白蓮華も同じようなものである。
本部幹部よ、地獄の業を作るな。
こういう話を聞いた。ある人が折伏されて、二年間だれも行かなかったが、その間、大白蓮華、聖教新聞を必ず読んでいた。そのため、その人は信心が曲がらずに伸びていた。また、ある人は自分で二十部新聞を買って、これを自分の名前で送って、二か月なり、三か月なりしたら、行って折伏した。これがほんとうの利用方法だ。一部売ったら歩合がいくらだなどと金にきたない根性を起こしてはいけない。どこまでも折伏の道具である。大白蓮華は重砲で、聖教新聞は鉄砲で、折伏教典は機関銃である。これをじゅうぶん心得て、折伏をしてもらいたいと思う。
行く人も、残る人も、広宣流布のため、わが身のためと思って折伏闘争をやってもらいたい。
昭和30年7月27日
本部幹部会
豊島公会堂