折伏こそ功徳の源泉
学会が、わずかの間に十五万世帯を越え、秋田が二年間に、これだけの信者ができたということは、どういうわけだろうか。
それは、御本尊様に功徳があるからなのです。医者でなおらぬ病気がなおり、貧乏人が金持ちになる御本尊様の功徳が、厳然と証拠だてられるからこそ、これだけ盛んになったのです。
では、なにゆえ日蓮正宗がいままで盛んにならなかったのか。それは、御本尊様をただ拝むだけで、折伏の行がなかったからなのです。御本尊様を拝むこと、折伏することのふたつがそろったときに、厳然と功徳がでるのです。
折伏は自分のためにするのです。きみたちがりっぱな宝を持ちながら、その使い方を知らなかったから、わたくしが教えてあげたのです。だから折伏をしなさい。折伏は、学会のためにするのではないのです。日本中、貧乏人や肺病の人があふれています。だから折伏して、こういう人たちを救いなさい。
もったいなくも、御本山の猊下が、こんなに遠くまでこられ、しかも、このようにりっぱな御本尊様が、厳然と秋田にいらせられます。しっかり拝んで、しっかり折伏して、うんと功徳をつかんでください。ぬけた顔をしていてはなりませんぞ。
昭和29年11月17日
秋田妙華寺落慶式
日蓮正宗妙華寺