生後四か月で発育の遅い子

 

【問】 生まれて四か月の子供で、発育がひじょうに遅いのですが、小児マヒでもなく、原因不明です。なおる

でしょうか。

 

【答】 なおります。心配ありません。こういう話があります。文京支部の大工さんで子供の発育が悪くて、二

年しても歩けなかった。育てたときはガラスのビンで育てた子供なのです。医者へ行っても、どこへ行っても、

信心という信心ぜんぶやってもだめなのです。ところがこの日蓮正宗の信心をやってから、グングンよくなって

きた。だんなさんもよくなってきた。たいしたことなかったおやじが折伏するのです。子供がよくなるから母親

の折伏が熱心になる、すると子供が良くなる、こういうわけです。そして、あまり折伏したので、近所からワン

ワン悪口いわれてきたのです。女の人が気が強くなって折伏すると、近所で評判が悪くなってきた。ところが、

主人が気が弱くて、折伏やめろという。奥さんは考えた。子供がこんなによくなってきたのに、折伏やめたら、

また悪くなる、そこで主人と別れてもいい、と行李をまとめて「では、私出て行きます」と、そこでおやじさん

「ちょっとまってくれ、折伏してもよいから出ないでくれ」それでとうとう子供をじょうぶにしました。これは、

三年くらい前にあった話で、その後、その子供はきれいにじょうぶそうになって、なくなりました。その時には、

あと取りの男の子がちょうど生まれて、この子供さんは健康です。あばら家のような家に住んでいたのが、すば

らしい福運をもった家に変わっております。

 人間というものは、また生まれて来るのです。死んでパッと消えてなくなるのではありません。また生まれて

きて、そして題目を唱えた一族では題目唱えた一族でまた集まるのです。だから、亭主にも子供にも信仰させな

ければいかんというのは、そういうわけなのです。おじいさんになったり孫になったり、あるいは親類になった

り、友だちになったり取り引きする相手になったり、同じ時世に同じ時代に生まれ合わせるのです。